【週刊・稲盛和夫語録】6月27日の金言「成功を持続させる秘訣」

疫病の蔓延や世界情勢の悪化……不安定な世の中において、私たちはどのように生きていくべきしょうか。京セラ株式会社をはじめ、KDDI、JALと3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏は、数々の著作や講演で多くの人に勇気を与え、背中を押してきました。今回は、そんな稲盛氏がすべてのビジネスマンにおくった「366の箴言」より、6月27日〜7月3日の言葉を紹介します。

27日…成功を持続させる秘訣

大成功を収め、人々の羨望を集めていた人が、いつのまにか没落を遂げていく──。謙虚さを失い、ただ「自分だけよければいい」というような利己的な思いを抱き、自分勝手に行動するなら、すべてを生成発展させようとする宇宙の意志に逆行し、一度成功したとしても、それが長続きしないのです。

 

そうであるなら、私たちは心の中に頭をもたげる利己的な思いをできる限り抑えるように努め、他に善かれと願う「利他」の思いが少しでも多く湧き出るようにしていかなければなりません。

28日…真のリーダーとは

真のリーダーとは、人生において、ひたむきに仕事に打ち込み、その中で人格を高め続けているような人物ではないでしょうか。そのような人間であれば、リーダーとして権力を委ねられた後も、堕落することも傲慢になることもなく、集団のために自らを犠牲にして懸命に働き続けてくれるはずです。

29日…リーダーの使命

指導的立場にあるリーダーと呼ばれる人々は、自らの言動が人間として恥ずべきところが少しでもないか、常に厳しく自問していくべきではないでしょうか。あらゆる分野でリーダーと呼ばれる人々を先頭に、一人ひとりが人間として正しいことを追求するようになってはじめて、社会全体のモラルが向上し、健全な社会が築かれていくのだと思います。

30日…病める現代の処方箋

欲を離れること、誠を貫くこと、人に尽くすこと。それこそ、病める現代の処方箋である。これは、人間が正しく生きていくための哲学であり、真の道徳といえる。

1日…人生は魂の修行の場

人生というのは魂の修行の場ではないか。苦難は魂を純化、深化させるために与えられている試練であり、成功体験もその人間がどこまで謙虚でいられるかを試すものでしかない。

2日…日々懸命に

人格を練り、魂を磨くには具体的にどうすればいいのでしょうか。山にこもったり、滝に打たれたりなどの何か特別な修行が必要なのでしょうか。そんなことはありません。むしろ、この俗なる世界で日々懸命に働くことが何よりも大事なのです。

3日…人間としての「生き方」

一所懸命働くこと、感謝の心を忘れないこと、善き思い、正しい行いに努めること、素直な反省心でいつも自分を律すること、日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高め続けること。そのような当たり前のことを一所懸命行っていくことに、まさに生きる意義があるし、それ以外に、人間としての「生き方」はないように思います。

 

 

稲盛 和夫

京セラ株式会社

名誉会長
 

京セラ株式会社 名誉会長

昭和7年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。34年京都セラミック(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、平成9年より名誉会長。

昭和59年には第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任、平成13年より最高顧問。22年には日本航空会長に就任し、27年より名誉顧問。

昭和59年に稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった方々を顕彰している。

著書に『人生と経営』『「成功」と「失敗」の法則』『成功の要諦』、五木寛之氏との共著に『致知新書 何のために生きるのか』(いずれも致知出版社)など多数。

著者紹介

連載稀代の名経営者から「人生を豊かにするヒント」を学ぶ…週刊「稲盛語録」

本記事は、稲盛和夫氏の著書『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)より一部を抜粋したものです。

稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

稲盛 和夫

致知出版社

京セラ、KDDI、JALという3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏。その稲盛氏による待望の語録集が、一日一言(いちげん)として誕生しました。 「全身全霊を込め、あたかも魂をほとばしらせるがごとく話すことを…

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