FIREで話題の「不動産投資」…本当に儲かるのか?リスク・リターンを徹底分析【1級FP技能士が解説】

FIREで話題の「不動産投資」…本当に儲かるのか?リスク・リターンを徹底分析【1級FP技能士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資とは、不動産物件を購入して第三者に貸し出し、その家賃を収入として受け取る投資手法のことを指します。過日、地上波TV番組で元証券会社の女性が不動産投資を始めてFIRE*しているとピックアップされていました(*FIRE =Financial Independence, Retire Earlyの略で、経済的自立〔Financial Independence〕を確立し、早期退職〔Retire Early〕することを意味する言葉です)。でも、不動産投資って本当に儲かるのでしょうか? 今回は「一棟買い」と言われる不動産投資に限定して、そのリスクとリターンについて検証してみたいと思います。

まとめ:不動産投資は本当に儲かるのか?

不動産投資はメリットも多いですが、先に挙げたリスクもあり、そのリスク許容度が各投資家により異なるため、本当に儲かる物件か、そのリスク許容度に応じたリターンが得られるかをジックリ考えなければ手が出せないということが結論です。

 

具体的な数字を例にとって出した1億9,700万円の物件は、実在する物件です。

 

想定計算通りに家賃収入が変わらず入り、大きな金利上昇がなかったとすれば、35年間で組んだ長期借入金のほとんどは不動産収入により返済でき、35年後には1億9,700万円(売却時の価格は不明ですが)で購入した物件が手に入り、継続して家賃収入を得られる資産を手にすることができます。しかし、想定されるリスクは常に変化を伴い対応する必要があります。

 

不動産投資とは、物件価値の見定めと想定から得られる収入や支出について、専門家の意見を聴き入れ緻密な計画を持ってして初めてチャレンジできる投資対象と言えます。

 

 

笹田 潔

1級FP技能士

宅地建物取引主任士

投資診断士

 

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