高校生までに「上位5%」に入ることが何よりも重要なワケ (※写真はイメージです/PIXTA)

「努力をしないで成功する人はいない」といいます。しかし「努力したから必ず成功できる」わけでもありません。さらに努力しないで結果がでるような目標設定ではダメだといいます。成田信一氏が著書『自分で考え、やり抜く子の育て方』(プレジデント社)で解説します。

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能力にあった目標設定と実行する努力が大切

■努力をしないで勝った人はいない

 

あるボクシング漫画で、印象に残っているセリフに「努力した者がすべて報われるとは限らん! しかし成功した者は皆すべからく努力しておる!」というのがあります。それでは、「努力したら勝てるのか」ということではなく、勝った人は必ず努力をしている。つまり、努力をしないで勝った人はいないということです。私も確かにそうだと思います。

 

「努力したから結果はこの程度でもいい」ということもないですし、努力しないで結果が出るような目標設定はダメだと思います。

 

少し挑戦しただけでうまくいかないから、「あー、もうダメだ」とあきらめてしまうのももったいない。

 

やはり自分の能力に見合った目標設定と、それに対する努力が大事だということです。「ここだ」と定めるのは難しいですが、その時その時で判断していくしかありません。

 

実は、私の長男は現役で複数の大学に合格しましたが、どの大学にも行かせませんでした。つまり、浪人させたのです。長男には「その程度の努力で入れるような学校に行ってはダメだ」と伝えました。今までやった努力で受かる大学でいいのか、ということです。

 

浪人してどうなるかは本人の問題です。「あの大学に行きたい」というエネルギーが強ければ入れるのかもしれない、と私は思います。結局、長男は浪人した末に、第1希望の大学に無事合格することができました。

 

人が一定の成果を出せるのは、本人の意志で動く時だけです。ですから、人に言われてやっているうちは、あまり成果は期待できません。自分がやるべきことを見つけてきて、それに応じて、その目標設定をして、自分で計画を立ててやる。そのサイクルが大事だと思います。

 

■「続けること」が価値を生む

 

人間と動物の違いは、10年後のことを考えられるかどうかだけ、という話があります。つまり、動物は未来のことはわからない。今おなかが空いているから、とりあえずシマウマを食べたい、ということなのでしょう。人間も、「おなかが空いた、今日は何食べようか」と思いますから、似ている部分はあると思います。

 

しかし、同じ食べるにしても、人間はもう少し高いレベルの食べ方ができます。たとえば、「体重を何キロにしたい」という時に、「じゃあ、一時期、炭水化物をやめておこう」と考えることができますよね。

 

そういう何らかの目標設定をしたがために、今の食事を変えることができるのは、人間だからこそなのです。

 

それは食事に限らず、時間の使い方など、日々の生活においても当てはまります。すなわち、未来のことを考えないと、今が変わらないわけです。そして、今が変わるから未来も変わっていくのです。

 

したがって、未来に「こうしたいな」という希望があることは、すごく重要なのだと思います。

 

未来といっても「20年後、何したい?」と言われても、それはちょっと先すぎるので、遠い未来ではなく、先ほどお伝えしたように、1年後、3年後、6年後くらいがいいでしょう。

 

そのぐらいのスパンで、自分で目標設定をして、それに対して行動できるということが、おそらく人間が持っている素晴らしさなのではないでしょうか。

 

ただ、そうした目標に向かってばかりでは大変なので、目標を立てずにその場でやりたいことをやったり、「今日はいいか」と肩の力を抜いたりすることも必要です。バランスを取りながらやっていくとよいでしょう。

 

そうする中で大切なのが「続けること」です。

 

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    自由が丘矯正歯科クリニック院長
    歯学博士

    1965年神奈川県生まれ。神奈川県立湘南高等学校卒業、東京医科歯科大学歯学部卒業、歯科医師免許取得、東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学第1講座入局。同大学大学院博士過程修了、東京医科歯科大学歯学部付属病院第1矯正科勤務。
    1999年、東京・自由が丘に自由が丘矯正歯科クリニックを開設し院長に就任。「矯正治療は時間がかかる」という固定観念を根底から見直し、治療期間の短縮と痛みの軽減を追求したJETsystemを構築し、年々改良を重ねている。
    クリニック経営と並行して、JETsystemの普及を目指し、JETsystemの研究会を主宰。日本矯正歯科学会正会員、アメリカ矯正歯科学会国際会員、東京矯正歯科学会正会員、顎変形症学会正会員。2005年以降、日本矯正歯科学会大会、東京矯正歯科学会大会などで、矯正治療システムや症例発表を積極的に行う。
    3児の父として、自身の子どもを含め、日本の子どもたちが世界と対等に戦うことができる力を身につけてほしいと願い、子どもの人間性を育て、自立を促していくべく日々、情報を収集している。

    著者紹介

    連載「自分の力で生きていける力」を身につける方法

    ※本連載は成田信一氏の著書『自分で考え、やり抜く子の育て方』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

    自分で考え、やり抜く子の育て方

    自分で考え、やり抜く子の育て方

    成田 信一

    プレジデント社

    今、日本も世界も激動の時代の真っ只中にあります。2020年以降、新型コロナウイルスの影響でどの国も鎖国に近い状態が続きましたが、落ち着きを取り戻す頃には、グローバル化の波がこれまで以上に強くやってくることになると予…

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