(※写真はイメージです/PIXTA)

7年間で約500件の不動産取引の経験を持つグランドネクスト株式会社代表・小島優一氏は、「マンション購入時の内見は、夜にもおこなうべき」と語ります。その理由をみていきましょう。

■内見はなぜ昼になるのか?

 

まだ入居者が住んでいる部屋の場合、夜に内見するのはどうしても難しくなります。さらに不動産会社の営業時間外の時間であれば、担当者が内見に立ち会えないこともあります。

 

売主の都合によっては、時間だけでなく、休みの日に日にちが限定されてしまうこともよくあります。

 

■夜に内見は可能?

 

さまざまな理由から、マンションの室内を夜に内見することは難しいのですが、気になる場合には、夜の内覧を不動産会社を通して依頼するとよいでしょう。

 

また、夜に室内の内見をするのは難しくとも、周辺環境や共用部分であれば夜にチェックしに行くことは可能です。購入を検討しているマンションは、できるだけ夜にそのマンションの共用部分と周辺を訪れてみてください。

 

できれば一度ではなく、複数回訪れることをおすすめします。最寄りの駅やバス停から歩いてみたり、周辺の施設や店舗の様子を確認したりすることも大切です。

 

何度か歩いてみると駅からの急な坂道が気になったり、お墓を発見したりと気づくことは多々あります。

マンション購入時は夜も内見を

Aさんのように、マンションを購入してから夜のトラブルで「失敗した」と感じたり後悔したりすることがないよう、内見はぜひ、夜にもおこなうことをおすすめします。

 

売主や不動産会社の都合で室内の内見ができない場合でも、夜のマンションの共用部分や周辺の環境をチェックすることはできます。できれば日を変えて何度か足を運び、細かく確認するようにしましょう。地域によっては、昼と夜とで街の雰囲気は大きく異なることがあります。

 

 

不動産仲介会社としても、引き渡し後にトラブルになるより、懸念事項があれば契約前に解消しておきたいと考えているはずです。営業担当者に苦労をかけてもいいので確認事項はしっかりと明らかにさせ、事前に手を尽くすことが不可欠です。

 

 

小島 優一

グランドネクスト株式会社

 

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