中小企業の経営戦略…「フレームワークで改善策を探す方法」を公認会計士が提案 (※写真はイメージです/PIXTA)

企業の経営戦略について、会計の領域を超えた部分は「フレームワーク」を活用することで答えが見つかる場合もあります。中小企業の経営をサポートする公認会計士が、経営者にお勧めの代表的なフレームワークを紹介・平易に解説します。

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会社経営に活用可能なフレームワークはたくさんある!

会社が実際に戦略を立てるときは、それぞれの状況によって考える必要があります。

 

例えば、「売上高を具体的にどう上げればいいのか」「社内のリソースをどう割り振ればいいのか」といった問題について考えるときは、会計の知識だけでは答えは出せないこともあります。

 

そんなときに役立つのが、フレームワークです。フレームワークとは、戦略を考えるときの枠組みのことで、会社経営に活用できるフレームワークは数多くあります。

 

そのなかから、私がお勧めするフレームワークを、ピックアップしてご紹介したいと思います。概要を平易に説明しますので、イメージをつかんでいただき、活用してみてください。

 

【ファイブフォース分析】脅威を5つに分類する

ファイブフォースとは、「5つの脅威」を意味し、自社がさらされている脅威を5つに分類する方法です。具体的には、「既存の競合他社」「新規参入企業」「売り手の交渉力」「買い手の交渉力」「代替品の存在」の5項目を、それぞれ分析していきます。

 

これら5項目は、いずれも自社の売上高に直結する問題です。既存の競合他社の対策ばかりをしていたら、新規参入企業や代替品にシェアを奪われたり、仕入先から値上げを強いられたり、といったことが起きることもあります。

 

こうした外部環境を踏まえると、「参入障壁が低いから、新規参入業者の対策も必要」「仕入先と独占契約をすれば、競争力が高められる」といった戦略に活かすことができます。

 

【3C分析】市場・顧客、競合、自社の3要素をリサーチ&戦略構築

3C分析は、「Customer(市場・顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の3要素をリサーチし、事業戦略の構築に役立てる方法です。

 

市場や顧客がどのようなものなのか、競合の強み・弱みは何か、自社の強み・弱みは何か、といったことを言語化していくことで、自社が力を入れるべきポイントが見えてきます。

税理士法人小形会計事務所 所長
株式会社サウンドパートナーズ 代表
 税理士・公認会計士

1979年11月、神奈川県生まれ。税理士、公認会計士。2002年に中央大学商学部卒業、公認会計士2 次試験合格、監査法人太田昭和センチュリー(現 EY新日本有限責任監査法人)に入社。
2006年、公認会計士登録。2013年7 月に新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)退職、同年8 月に税理士法人小形会計事務所入所、TKC全国会入会。
2013年10月に税理士登録。現在、税理士法人小形会計事務所所長、株式会社サウンドパートナーズ代表。

著者紹介

連載【公認会計士が指南】会計嫌いの社長のための会計学入門

本記事は『たった3か月で売上高倍増!これだけは知っておくべき社長の会計学』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

たった3か月で売上高倍増!これだけは知っておくべき社長の会計学

たった3か月で売上高倍増!これだけは知っておくべき社長の会計学

小形 剛央

幻冬舎MC

「会計」と聞くと、「面倒だけどやらなくてはいけないもの」というイメージを持つ人は少なくないはずです。 税務申告のため、融資を受けるため、売上や利益の金額を確認するため…。会計の役割をそういったものだけだととら…

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