「AIに仕事を奪われる!」自分の将来が不安な人に知ってほしい〈レジリエンス思考術〉【脳神経外科医が解説】

自分の将来に不安を覚えるのは、珍しいことではありません。たとえば、AI技術の進展が人々の仕事を奪うともいわれていますが、それにより仕事の選択に頭を悩ませている人、今後の人生に心配を募らせている人もいるでしょう。しかし、発想を転換して考えてみると、さまざまな可能性に気付けるはずです。脳神経外科医が解説します。

「これからをどう生きるか」について、常に考えておく

人生はピンチの連続です。今後はますます変化の激しい時代になると考えられますから、これからの時代をどう生き抜いていくかということを考えておかねばなりません。

 

なかでもAI(人工知能)の進化やロボットの活用は、僕たち人間の暮らしを大きく変えていくはずです。AIは、人間の脳の働きに似た方法で学習するディープラーニングの技術によって画期的な進化を遂げるといわれており、将来的には人間の仕事の多くがAIに代替されるようになるという話もあります。

 

例えば、野村総合研究所とオックスフォード大学は「10〜20年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業において、それら(AIやロボット)に代替することが可能」という研究結果を発表しました※1。具体的には、一般事務員や銀行員、警備員、建設作業員、タクシー運転手、電車運転士、さらにホテル客室係などの職種を挙げています。

 

※1 2015年12月2日 野村総合研究所ニュースリリース

 

今や、さまざまな業界でAIが活躍し始めています。最近ではデータ入力などの事務作業以外でも、AIが人事部門や経理部門の仕事を代替している企業もありますし、金融取引の場でもAIによる自動化が進んでいます。

 

医療現場でもそうです。IBMのコンピュータ「ワトソン」であれば、今まで1年以上かかっていた膨大な量の論文や臨床データをすぐ解析して、精度の高いアドバイスを導き出してくれるのです。

 

これからますますAIが進化していけば、CTやMRIなどの画像を診断する際に人間より正確でスピードも速くなるということは容易に想像できます。病理診断などではAIのほうが人間の医師よりも効率が良いということになってしまうかもしれません。

 

こうした状況をピンチだと考える人も多いようです。確かに、今まさにAIに取って代わられる可能性がある職業に就いている人にとってピンチなのは間違いありません。でも、まだ職業に就いていない人にとってはその反対です。むしろチャンスといえるかもしれません。

 

なぜなら「この職業は今後も残る可能性が高い」「この職業は淘汰される可能性が高い」という展望が推測できるからです。

 

これまでにもバブル崩壊やリーマン・ショックなどさまざまな社会変化がありましたが、その際には、どんな仕事が淘汰されるかまでは分かりませんでした。でもAI革命の場合は、その仕事が代替可能かどうかの予想がつきますから、残る職業もある程度分かるのです。

 

実際に就職する前に各職業の将来性が見通せるわけです。

 

ですから、これから職業を選ぶ人にとってはチャンスといえます。AIに代替されないような仕事を選ぶことができるからです。また、このAI革命はすぐに起こるわけではありませんから、勉強や準備をする時間もまだ残されています。

 

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医師
脳神経外科東横浜病院 副院長 

2001年、東京慈恵会医科大学を卒業、2005年、厚木市立病院勤務。
その後、独立行政法人国立病院機構横浜医療センター勤務を経て2012年、東京慈恵会医科大学脳神経外科学講座助教。
2015年、同大学同講座 講師・診療医長。2018年、医療法人社団のう救会 脳神経外科東横浜病院 副院長になる。

著者紹介

連載脳神経外科医が優しく教える、人生を成功に導く「しくじり」のすすめ

人生を成功に導く「しくじり」のススメ

人生を成功に導く「しくじり」のススメ

郭 樟吾

幻冬舎メディアコンサルティング

イライラを家族や友人にぶつけて雰囲気を悪くしてしまった、試験やプレゼンの準備が不十分なまま当日を迎えて慌てることになった、など日常での小さな失敗は誰にでも起こり得ることです。 失敗と聞くとネガティブなイメージが…

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