失敗をしたり、行き詰ったりすることは、だれの人生にも起こります。しかし、一人で悩みを抱え込んでも解決の糸口は見つかりにくいものです。そんなとき、信頼できる人に相談してアドバイスをもらえたら、どんなに救われるでしょうか。温かい気持ちで受け止めてくれる友人や、適切なアドバイスをくれる第三者はかけがえのない存在です。脳神経外科医がその重要性を解説します。

自信を失い、不安定に…困ったら第三者の力を借りる!

失敗したあとは自信を失い、気持ちが不安定になっています。それでもどこかで、これからどうしたらいいのかと気持ちを切り替える必要がありますが、それは簡単なことではありません。

 

そんなときに大切なのが、信頼できる人、何でも打ち明けられる人に頼ることです。一人でどうしようもできずに失敗してしまったのですから、困ったときには第三者の力を借りてしまえばいいのです。

 

また、どんなことでもある程度は続けなければ成功しませんが、途中で停滞してしまうこともあります。そして「このままでいいのだろうか」「どうもち直したらいいのか」など迷うこともいろいろと出てきます。そんなときも一人で悶々と考えるだけでなく、人の力を借りたほうがいいのです。

 

松下幸之助氏が幼少期に学んだように、何でも一人でなんとかしようとせず、今の自分にはできないということを受け入れて、他人の知恵や力を借りることが大事です。

 

一人ひとりの力は非力でも、何人かの力を結集すれば強くなることもあるのです。

 

僕に「失敗学」の存在を教えてくれた恩師は「ケツは拭いてやるからどんどん失敗してもいい、失敗から得られるものがあるのだから」と言っていました。そして、実際に僕のしくじりや失敗を受け止めて再挑戦させてくれました。

 

ケツを拭くというのはちょっと汚い言葉だと思うかもしれませんが、人の不始末の責任を取るということです。

 

ある程度は相手に任せながら、必要があれば話を聞き、最後までしっかり見守り、問題があればフォローするということなのです。上に立つ者の究極の姿かもしれません。僕も失敗や逆境に身をおくことがたびたびありましたから、この言葉は大きな励みになりました。

 

また後輩の言葉に支えられたこともあります。何かあったときに「先生、こういうところが失敗した理由なんじゃないですか」と率直に指摘してくれたのです。

 

あえてそこまで言うということは、その後輩も覚悟をもって言ってくれているわけです。この後輩からの言葉は非常にありがたいアドバイスになりました。

 

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