今回は、自己資本1000万円の「不動産投資の成果」を予想する方法を見ていきます。※本連載は、株式会社アセットビルドの代表取締役・猪俣淳氏の著書、『誰も書かなかった不動産投資の出口戦略・組合せ戦略』(住宅新報社)の中から一部を抜粋し、不動産投資をどのような方向性で組み立てるかを紹介していきます。

5年後に売却した後の手取りはどうなるか?

前回の続きです。

 

では、5年後にこの物件を売却した場合、最初に投資した1000万円はいくらになって戻ってくるでしょうか。

 

※譲渡税計算

 レバレッジを効かせた新築投資で自己資本を増やす

この時点での、手元の現金=自己資本(E)は2770万円になっていますので、これを使ってレバレッジを効かせた新築等の投資に切り替えると、

 

 

と、よりゴールへの速度が近づきます。ただし、これらの試算は設定条件によって変化しますので、具体的な物件や検討する段階の市場等を見ながら、賃料・空室率・売却利回りへの影響など現実的で裏付けのある数字を当てはめながら、実行可能性を探るようにしてください。

本連載は、2016年3月31日刊行の書籍『誰も書かなかった不動産投資の出口戦略・組合せ戦略』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

誰も書かなかった不動産投資の 出口戦略・組合せ戦略

誰も書かなかった不動産投資の 出口戦略・組合せ戦略

猪俣 淳

住宅新報社

本書は、不動産投資において想定される“あらゆるスタイルの投資家”が、ご自身の投資を定量化し、方向性を検討したり、強みと弱みを把握したり、最適化を図る…といった視点で使える「ツール」としての機能を重視して、ほぼ全…

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