本記事は、フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社の最新レポート『転換点に到達したか?』から一部を抜粋・編集したものです。

世界の政策立案者に「楽観主義」が広がっている?

感染力の強い新型コロナウイルスのオミクロン型の登場にもかかわらず、オミクロン型の致死率が以前の変異型ほど高くないことから、マイケルは世界の政策立案者のあいだに楽観主義が広がっていると感じています。

 

ワクチン接種率が高く、集団免疫が普及している国では、新型コロナウイルスを風土病として扱うよう方針転換し共存していけると期待しています。

 

インフレ、供給ショック、賃金上昇、金融政策、経済成長の減速など、我々が常々議論しているマクロ経済の問題は、すべて新型コロナウイルスという一つのきっかけに結びついています。

 

新型コロナウイルスと無事に共存できれば、パンデミック前の経済成長トレンドに戻れるかもしれません。米国の消費者にとって、それは、モノを買うことから、外食や娯楽、旅行など、より多くのサービスを買うという長年のトレンドに戻ることを意味します。

 

また、この方向転換により、コロナ禍による出荷の遅れや労働力不足のリスクが低下するにつれ、世界のサプライチェーンの迅速な正常化が促進されると考えられます。

このような相場でリターンを狙うには

特にインフレの見通しが不透明であることから、当社の運用担当者は、リスクを管理しながらリターンを獲得するためには、よりボトムアップ型のアプローチが有効であると考えています。

 

たとえば、スプレッド商品を活用し、グローバルに分散投資することで、インフレが上昇するか低下するかといった予測に注目する必要性が弱まると考えます。

 

【不確定要素…不安と楽観】

 

■米国のインフレ

インフレに関する議論が続くなか、中央銀行はインフレ対策に十分な積極性を持たないと後手に回る恐れがあるものの、成長を阻害しないよう注意しながらバランスを取る必要があります。

 

■賃金

企業が賃上げを消費者に転嫁できれば、インフレを刺激し、結果的に成長を阻害する可能性があるため、賃金の上昇は米国経済の見通しにおける不確定かつ重要な要素です。

 

■中国の経済見通し

中国はパンデミックへの対応や金融政策を独自に実施しており、世界経済の成長エンジンであり続け、ソフトランディングを実現できるかどうかが重要な課題となっています。

 

■通貨

現在、多くの新興国通貨が魅力的にみえます。一部の新興国では、パンデミックのあいだ、インフレ懸念により金融引き締めを行ってきましたが、現在は景気刺激策を開始する準備ができています。


 

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