(※写真はイメージです/PIXTA)

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2022年2月のマーケットレビュー

ロシアがウクライナに侵攻し、リスクオフに

 

2月は、中旬以降、ロシアがウクライナに侵攻するとの観測が高まり、22日には、プーチン大統領がウクライナ東部の親ロシア派支配地域への派兵を命じ、24日には、ウクライナ東部の親ロシア支配地域のほか、北部の首都キエフ、南部の港湾都市オデッサ、北東部のハリコフに侵攻を開始しました。

 

このほかの出来事として、

 

・米1月雇用統計(非農業部門雇用者数+46.7万人、失業率4.0%)
・米1月CPIインフレ率が7.5%(前年同月比)、同PCEインフレ率が6.1%(同)でいずれも約40年ぶりの高い伸び
・ユーロ圏の2021年12月の失業率が統計開始来の最低水準に
・ユーロ圏の消費者物価インフレ率が5.1%(前年同月比)で過去最高の伸び
・ラガルドECB総裁「(年内の利上げは)データ次第」(≒年内利上げを排除せず)
・日銀が指値オペを実施、円の実質実効為替レートが約50年ぶりの低水準に
・中国の春節期間中の旅行者数2%減・観光収入3.9%減
・イラン核合意の再建協議が大詰めに

 

などが挙げられます。

 

中銀の動きでは、ブラジル、英国、チェコ、ポーランド、アイスランド、ルーマニア、メキシコ、ペルー、ロシア、ウルグアイ、ハンガリー、ニュージーランドなどが利上げを実施し、豪州が量的金融緩和を終了しました。

 

[図表7]S&P500および米国10年国債利回り
[図表7]S&P500および米国10年国債利回り

 

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重見 吉徳

フィデリティ投信株式会社

マクロストラテジスト

 

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