うつ病になることも…「相性最悪の上司」にどう対処すべきか? (※画像はイメージです/PIXTA)

職場では、プライベートとは違って自分の意志で相性の悪い人を避けることが難しいことも多いです。そのような事態を避けるためにやるべきこととは。産業医の井上智介氏が著書『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

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具体的な解決につながりやすい「相談」

職場では、プライベートとは違って自分の意志で相性の悪い人を避けることが難しいことも多いですよね。

 

それが上司ともなれば、もやもやしたり、嫌な気持ちを抱えながらも、なんとかうまくやっていこうとする人が多いのではないでしょうか。

 

めんどくさい人とは物理的な距離をとるのが最も重要だとお話ししましたが、自分の評価が下がるかもと思うと、できるだけ波風を立てないようにしたいという気持ちになるのは自然なことかもしれません。

 

ところが、心身の健康を考えると、それはベストな方法とは言えません。

 

無理して人間関係を保とうとするあまりストレスが溜まり、適応障害やうつ病を引き起こすこともあるのです。

 

一度病気になってしまうと、回復にはかなりの時間がかかります。

 

そのような事態を避けるためにやるべきことはたった1つ、相談することです。

 

当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、ここで重要なのは相談する相手です。

 

まずは、相性がよくない上司の上役や、人事総務部に相談してみましょう。

 

人がいいあなたにとっては、こうした相手に相談することはことを大きくするようで気が引けるかもしれませんが、同僚間で悪口を言っているだけでは、一時的に気分がよくなったとしても、根本的な解決にはつながりません。

 

さらに、会社組織は従業員が長期間仕事を休むことを、大きな損失と考えます。リスクを回避するために、配置転換や、第三者を挟んで指示系統を変えるなど、何らかの対策を打ってくれることも少なくありません。

 

1人で抱え込むよりも、具体的な解決につながりやすいのです。

 

また、もしあなたの会社に産業医が在籍している場合は、産業医を頼るのも1つのよい手段です。

 

いきなりハードルが高く感じられるかもしれませんが、あなたの状況や悩みを第三者視点で会社に伝えることができるだけでなく、産業医の意見は会社に受け入れられやすいというメリットもあります。

 

さらに、原則として1社につき1度限りではあるものの、産業医の申し立てにより配置転換を希望することも可能です。

 

黙っていては誰もあなたの状況に気づいてくれません。

 

大きな不調を抱えてしまう前に、合図を送るつもりで相談してみましょう。

 

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産業医 精神科医 健診医

島根大学医学部を卒業後、現在は産業医・精神科医・健診医の3つの役割を中心に活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、精神科医としては外来でうつ病などの精神疾患の治療にあたっている。その一方で、多くの人に「おおざっぱに笑ってラフに生きてほしい」という思いを込めてブログやTwitter などでも積極的に情報発信を行っている。著書には『ストレス社会で「考えなくていいこと」リスト』(KADOKAWA)や『職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全』(大和出版)などがある。

著者紹介

連載「仕事の悩みは人間関係が8割」職場の心理学

※本連載は井上基介氏が著書『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

井上 智介

日本能率協会マネジメントセンター

「仕事の悩みは人間関係が8割」だといいます。 職場ではさまざまな人と関わる必要があり、仕事の関係上、自分が人間関係を選ぶことも難しい。自分に都合の悪いことは無視する上司、融通がきかない部下、承認欲求が強く、自己…

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