不動産投資を始めるなら「産休前か育休前」がいい…営業マンのアドバイス【女性MRの資産運用事例】 (※写真はイメージです/PIXTA)

将来へ備えて不動産投資を検討しているなら、産休や育休に入る前にスタートさせるのが賢明な選択といえます。国内中堅メーカーに勤務する女性MR・新垣さん(仮名)の事例を見ていきましょう。

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出産後も働き続けるには「計画と準備」が必要

かつてに比べると、女性MRが出産、育児を乗り越えて働き続けることも当たり前になってきました。

 

ただ、それにはきちんとした計画と準備が必要です。例えば、産休や育休で休業すると年収がその間、下がります。ローンを利用するのが一般的な不動産投資の場合、金融機関によるローンの審査では勤務先や勤続年数のほか、当然、年収も大きなポイントとなります。

 

将来へ備えて不動産投資を検討しているなら、産休や育休に入る前にスタートさせるのが賢明な選択といえます。そうした取り組みをまさに実践中なのが新垣さん(仮名)です。

 

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【新垣さん(仮名)のプロフィール】

年齢:35歳(女性、理学部卒)

所属:国内中堅メーカー(リーダー)

担当:地域中核病院とクリニック

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クリニックを主に担当するプライマリMRを10年経験したのち、3年前から地域の中核病院を担当しています。クリニックを担当していたときはこまめに足を運び、コミュニケーションを取ることで結果が出ていましたが、中核病院になると求められるものがより高度になり、当初は戸惑いもあったといいます。

 

特に、各ドクターの治療方針を正確に把握し、それに合わせて自社製品の特徴を的確に伝えることができないと、相手にされません。ドクターとの限られた面会時間を最大限活かすため、前任者から詳しくヒアリングしたり、同じ施設を一緒に担当している先輩のネットワークを活用したりしながら、説明の内容はいつも一言一句まで事前に詰めて準備しているそうです。

 

「新製品の採用については、決定権をもつ薬剤部へのアプローチも欠かせません。地域医療に大きな影響力をもつ重要な病院を担当させていただいているので、その期待に応えたいと思っています」

 

新垣さんにとって仕事の遣り甲斐は大きく、成長を実感する毎日を送っています。

育児休業に向けて投資・資産運用を始めたいが…

プライベートでは、4年前に結婚した同じ会社のMRである夫と共働きをしています。2人合わせた家計収入はかなり高く、余裕がありますが、一方で税金や社会保険料の負担が気になります。さらに、そろそろ子どもが欲しいと思っているそうです。

 

しかし育児休業を取ったり、今の仕事を続けるのが難しくなったりすると収入は当然下がります。夫は自分が稼ぐから大丈夫と言ってくるものの、仕事柄、若くても大病を患う人がいることを間近で見ているので心配になります。

 

そこで万が一のことがあっても大丈夫なように、投資や資産運用を始めたいと考えるようになりました。

 

ただ、夫に相談すると、FXや暗号資産がブームらしいというあいまいな返事。いくらなんでもいきなり難しいものは無理だと思ったそうです。

 

そんな新垣さんが目標にしているのが、同じ支店にいる女性MRの先輩です。

 

「その人は子育てをしながらバリバリ仕事をしていて、今は第二子の出産準備に入っているんです。どうやったらそんなふうに頑張れるのか相談してみたら、答えはなんと不動産投資でした」

 

不動産投資を始めたことで自信がつき、将来への安心も生まれたというのです。新垣さんはそれを聞いて自分もやってみようと思い、先輩の紹介で不動産会社のコンサルタントに相談してみました。

 

そこでアドバイスされたのは、もし不動産投資を始めるのなら、産休や育休に入る前がいいということでした。

 

「それを聞いてすぐ、新築のワンルームマンションを購入することにしました。収支は毎月1万円ほどの持ち出しですが、団体信用生命保険による保障のコストと考えれば、さほど気になりません。むしろ、初年度は購入諸費用などもあって不動産所得が100万円ほどの赤字になり、確定申告したら源泉徴収されていた所得税が20万円ほど戻ってきました」

 

新垣さんは翌年、もう一室新築ワンルームを購入しました。これらの物件はいずれも都内の好立地で、時々近くを通ると「自分はこんなところに不動産をもっているんだ」ということで安心と自信が湧いてくるといいます。

 

その後、新垣さんは無事にお子さんを出産し、現在は産休を取っています。現場に復帰したら、もう数室、買い増ししていく予定です。

FXや暗号資産は難しい?不動産投資以外の方法を考える

資産運用の方法として、近年、注目を集めているのが外貨預金やFXといった外貨系と、ビットコインに代表される暗号資産です。これらについて、特徴を最低限知っておくことが必要です。

 

【外貨預金】

外貨系の資産運用として最も一般的なのが、外貨預金です。米ドルや豪ドル、カナダドルなど先進国通貨のほか、トルコ(リラ)、南アフリカ(ランド)といった新興国通貨もあります。

 

外貨預金の最大の魅力は金利の高さです。国内での円の預金はほぼゼロ金利で、まったくといっていいほど利息が付きません。それに比べると、外貨預金は数十倍以上の金利が付きます。

 

ただし、外貨預金の最大の問題は為替リスクです。預金したときの為替レートがそのままであれば、高い金利を受け取ることができます。しかし、預金したときより円高に為替レートが振れると、金利をプラスしても円に戻したときに損失が発生する可能性があります。

 

話を簡単にするため、例えば1ドル=100円で1000万円を米ドルで預金(10万米ドル)したと考えます。その後1ドル=90円まで円高が進んだとすると、預金(10万米ドル)は900万円に減ります。金利が5%付いたとしても、945万円です。

 

さらに外貨預金では預金時に日本円を外貨に換える際と、その後、満期になって外貨を日本円に戻す際にそれぞれ為替手数料が掛かります。これがかなり高いため、せっかくの外貨預金の高金利が大幅に目減りしてしまいます。

 

多くの銀行は今も外貨預金キャンペーンをよく行っていますが、通常の円建ての預金に比べてリスクが高い点には注意が必要です。

 

【FX】

FXとは「Foreign Exchange」の略称で、本来は海外旅行に行って日本円を現地通貨に両替することなどを指しますが、投資においては「外国為替証拠金取引」を意味します。

 

外国為替証拠金取引とは、証券会社などを相手に一定の証拠金を預け、最大で証拠金の25倍までの外貨取引を行い、為替レートの変動によって利益を狙うのです。実際には通貨の受け渡しは行わず、将来のどこかで反対売買により、為替レートの差額の受け渡しのみで決済します。

 

FXでの通貨の組み合わせは円とドルが代表的ですが、そのほかにもいろいろな組み合わせが可能です。そしてFXの大きな特徴は、比較的少額でも大きなリターンを狙えることです。また、外国為替取引は月曜の朝から金曜の深夜まで、平日であれば24時間行われているので、自分の都合のよいタイミングで行えるということもあります。

 

しかし、FXは株式や投資信託以上に少額の資金で大きなリターンを狙える一方、場合によっては大きな損失を被る可能性もあります。平日は深夜でも為替レートは大きく動いており、忙しいMRの方たちには株式投資と同じように向いていないと思います。FXは投資というよりは、投機に近いといってもいいです。

 

【暗号資産】

ここ数年、投資の世界で大きな話題になっているのが「暗号資産」です。億単位の利益を得た個人投資家も現れ、「億り人」と呼ばれたりしています。

 

日本銀行のホームページでは、次のように説明しています。

 

「暗号資産(仮想通貨)」とはインターネット上でやりとりできる財産的価値であり、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されています。

 

(1)不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる

 

(2)電子的に記録され、移転できる

 

(3)法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない

 

代表的な暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどがあります。

 

暗号資産は、銀行等の第三者を介することなく財産的価値をやりとりすることが可能な仕組みとして、高い注目を集めました。

 

一般に暗号資産は、「交換所」や「取引所」と呼ばれる事業者(暗号資産交換業者)から入手・換金することができます。暗号資産交換業は、金融庁・財務局の登録を受けた事業者のみが行うことができます。

 

暗号資産は、国家やその中央銀行によって発行された法定通貨ではありません。また、裏付け資産をもっていないことなどから、利用者の需給関係などのさまざまな要因によって、暗号資産の価格が大きく変動する傾向にある点には注意が必要です。

 

この「価格変動リスク」と呼ばれるもの以外にも、さまざまな注意点があります。例えば市場動向や取引量等の状況によっては流動性が失われ、「売りたいときに、売りたい価格で売れない」「買いたいときに、買いたい価格で買えない」といった状況が起こり得るのです。

 

また、パソコンやスマートフォンにウォレットを作る場合、パソコンやスマートフォンを紛失したり、壊したりすると、その口座自体が二度と使用できなくなってしまう可能性があります。オンライン上にウォレットを作る場合は、暗号資産の運用・管理サービス業者側の不手際などで自分が被害を受ける可能性も生じます。

 

また、暗号資産に関する詐欺などの事例も数多く報告されていることも覚えておくべきです。詳しくは、金融庁・消費者庁・警察庁による「暗号資産に関するトラブルにご注意ください!」に記載されています。暗号資産は、資産運用の方法というより、一種のギャンブルといっていいと思います。

 

 

大山 一也

トライブホールディングス 代表取締役

 

高橋 侑也

 

【勉強会/相談会情報】 

 

少人数制勉強会】30代・40代から始める不動産を活用した資産形成勉強会

 

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株式会社トライブホールディングス 代表取締役社長

1979年生まれ。東京の不動産投資会社にて、土地売買からアパート、マンション、ビル建設までを幅広く手掛ける。自らが考える不動産価値と収益を最大化する不動産物件を実現するため、2010年に㈱トライブを共同で設立。翌2011年、同社代表取締役就任。これからの高齢化社会では、不動産と医療は密接に連携すべきという持論の下、高収益と高付加価値を同時に実現する独自の不動産物件を多数手掛ける。自ら沖縄の医療法人にも助力し、倒産しかけた医療施設の再建に乗り出し、再生させた。また、新たな医療法人の立ち上げにも参画し、地域医療の活性化に努めている。著書に『なぜ医者は不動産投資に向いているのか?』『資産10億円を実現する 医師のための収益物件活用術』(いずれも幻冬舎)がある。

著者紹介

トライブホールディングス 

大学卒業後、リスク管理や収益追求を企図した金融会社に勤務し、投資用不動産に興味をもち運用を始める。その後、大手中古ワンルーム業者へ転職。営業の中核として数多くのコンサル業務を行う。日々時間に追われながらも、「何か運用しなければ」と考えている人をサポートしたいという強い思いで、トライブホールディングスにジョインする。前職などで培った金融知識やノウハウを活かし、不動産に限らず運用商品全体のコンサル業務を行っている。

著者紹介

連載MRサバイバル時代を勝ち抜く!事例で学ぶ「MRのための不動産投資」

※本連載は、大山一也氏と高橋侑也氏による共著『事例で学ぶ MRのための不動産投資』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

事例で学ぶ MRのための不動産投資

大山 一也
高橋 侑也

幻冬舎メディアコンサルティング

MRの「将来の悩みや不安」は「不動産投資」が解決する! 「今の働き方をこれからもずっと続けていけるのか不安」 「家族のため将来に備えたいが、どこから手を付けたらいいか分からない」 「担当のドクターが投資に興味…

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