不動産投資において、街の再開発は物件の資産価値を大きく向上させる可能性があるため、目が離せないものです。東京では、八重洲、渋谷、六本木など、至る所で話題のプロジェクトが進行中ですが、知名度で全国規模の新宿では、あまりこの手の話題は聞こえてきませんでした。しかしここにきて、ビッグプロジェクトが始動。新宿を舞台に行われている再開発についてみていきましょう。

「渋谷」「池袋」に話題性で負けてきた「新宿」だが…

 

東京の三大副都心である、新宿、渋谷、池袋。

 

東急グループのおひざ元である渋谷では、現在、100年に1度といわれる規模で再開発が進行中。2012年「渋谷ヒカエリ」、2017年に「渋谷キャスト」、2018年に「渋谷ストリーム」「渋谷スクランブルスクエア(東棟)」、2019年に「渋谷フクラス」、2020年「ミヤシタパーク」と、次々に新しいスポットが誕生。今後も「渋谷駅桜丘地区」「渋谷二丁目17地区」「渋谷スクランブルスクエア(中央棟)」など、まだまだ開発が進行中です。

 

池袋は、消滅可能性都市といわれてから、話題となる再開発が次々と行われ、「豊島区役所新庁舎」「南池袋公園」「劇場公園」「Hareza池袋」とニュースポットが誕生しました。さらに東武百貨店のある西口でも超高層ビルを3棟を有する再開発計画が予定されています。

 

このように、渋谷、池袋では、規模の大小はあれど、再開発が頻繁に行われ、何かと話題に上がる機会が多いですが、新宿はあまり名前が上がってきませんでした。

 

というのも新宿の場合、西新宿のさらに奥に(再)開発の余地のある街が残り、「新宿」駅とは少々距離のあるところに新スポットが誕生。ただ立地的に、話題になりづらかった、という事情がありました。

 

しかし淀橋浄水場跡地に西新宿初の高層ビル「京王プラザ」が完成して50年ほど。そろそろ都市更新の時期となり、話題の少なかった新宿でも、次々と再開発計画が浮上、具体化しています。

 

ほかの街と比べて、人は多いけれど個性に乏しいといわれてきた新宿。再開発によって街のイメージも大きく変わるかもしれません。

 

 

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