差額ベッド代・先進医療・予防目的のものは対象外に
健康保険の保障は充実していますが、カバーできない費用もあります。
厚生労働省が承認していない治療や薬を用いる「自由診療」や高度な技術を用いる「先進医療」は健康保険の対象外。がんの陽子線治療や重粒子線治療などは数百万円しますが、健康保険は効かないのです。
入院時の食事や日用品などは自己負担です。さらに、入院時に個室や少人数の部屋を希望した場合にかかる「差額ベッド代」も、健康保険の対象外となります。差額ベッド代は入院が長引くほどかさみます。
健康診断や人間ドック、予防注射といった予防目的のものにも適用されません。
とくに自由診療や先進医療などは結構な金額になりますが、健康保険ではまかなえません。しかし、民間保険のなかには、これらの費用をカバーしてくれるものもあります。万が一のときに、これらの医療を受けたり、個室などを利用したりしたい場合は、民間保険の加入を検討しましょう。
10秒チェック!
入院時は個室や少人数の病室のほうが落ち着けるかと思いますが、こういった費用は健康保険ではまかなえません。
頼藤 太希
株式会社 Money & You 代表
高山 一恵
株式会社 Money & You 取締役
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