※画像はイメージです/PIXTA

日本の公的保険は大変充実しています。医療保険、労災保険、雇用保険、介護保険、年金保険など、病気やケガ、失業、介護、老後生活など、人生のあらゆる局面を手厚くサポートしてくれるのです。内容を具体的に見てきましょう。著名FPで投資家の頼藤太希氏と高山一恵氏が解説します。

差額ベッド代・先進医療・予防目的のものは対象外に

健康保険の保障は充実していますが、カバーできない費用もあります。

 

厚生労働省が承認していない治療や薬を用いる「自由診療」や高度な技術を用いる「先進医療」は健康保険の対象外。がんの陽子線治療や重粒子線治療などは数百万円しますが、健康保険は効かないのです。

 

入院時の食事や日用品などは自己負担です。さらに、入院時に個室や少人数の部屋を希望した場合にかかる「差額ベッド代」も、健康保険の対象外となります。差額ベッド代は入院が長引くほどかさみます。

 

健康診断や人間ドック、予防注射といった予防目的のものにも適用されません。

 

とくに自由診療や先進医療などは結構な金額になりますが、健康保険ではまかなえません。しかし、民間保険のなかには、これらの費用をカバーしてくれるものもあります。万が一のときに、これらの医療を受けたり、個室などを利用したりしたい場合は、民間保険の加入を検討しましょう。

 

 

 10秒チェック! 

 

入院時は個室や少人数の病室のほうが落ち着けるかと思いますが、こういった費用は健康保険ではまかなえません。

 

 

頼藤 太希
株式会社 Money & You 代表

高山 一恵
株式会社 Money & You 取締役

 

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本記事は『1日1分読むだけで身につく お金大全100』(自由国民社)より抜粋・再編集したものです。

1日1分読むだけで身につく お金大全100

1日1分読むだけで身につく お金大全100

頼藤 太希 高山 一恵

自由国民社

著書累計70万部突破の著者が教える、お金にまつわる教養が盛りだくさん!貯め方、増やし方、節約の仕方をわかりやすく解説します。 忙しい人も、お金のことがわからなくて不安な人も1日1分読めば、お金の知識がしっかりと身…

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