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家を建ててから「後悔する人」が多い現状
◇消費者間で情報格差が広がっている…「住まいづくりの知識」
「性能にこだわった住まいづくり」のサポートを行っていると、消費者の間で、住まいづくりに関する情報格差がとても広がっていることを感じます。
専門家でもないのにそこまで勉強しているのか、とお客様に驚かされることも少なくありません。近年、知識をつけてから取り組む方は増えているように感じます。一方、肌感覚でまだ9割以上の方々が、残念ながら、住宅性能について必要最低限のことを知らないまま家を建ててしまっている印象です。
一生のうちで一番高い買い物が、家であるという方は少なくないはずです。それなのに、「専門家の視点では選択肢としてあり得ない」ハウスメーカーやビルダーの住宅がまだまだ人気を集めています。
少し調べれば購入には至らないであろう性能の家が、かなり売れている現状を踏まえると、やはり大多数の方が必要最低限の知識を持たずに家を建ててしまっているのでしょう。
住宅の性能にこだわれば、結果として経済的にも得ですし、健康で快適な暮らしを送れます。基本的にデメリットはないのです。しかし、それを知らないままに家を建ててしまい、後から性能不足に気づいて、後悔している方が溢れているのが現状です。
これから家を建てる・買う・大規模なリフォームすることをお考えの方は、満足いく住まいづくりのために、ぜひきちんと情報を収集した上で取り組んでいただきたいと思います。
この連載では、住まいづくりに必要な知識を順次ご説明していく予定です。お伝えしたいことが多いため、かなり長期にわたる連載になります。今まさに家を建てようと思っている方には、必要な情報をお届けするのが間に合わないのではないかと心配しています。
そこで今回は、「短期間で」必要な情報を得る方法についてお伝えしていきたいと思います。