会計オンチの社長が、会社の成長の足かせに…公認会計士が見た悲し過ぎる現実 (※写真はイメージです/PIXTA)

会社経営には、会計のサポート役として公認会計士や税理士が不可欠ですが、社長自身に会計の知識がないと、税務まわりのアドバイスも表面的になりがちで、会社の今後の展望やそのための方策について、深く意識を共有することができません。その結果、どうしても経営に「甘さ」が残り、競争で後れを取ることになります。

【関連記事】社長の節税の王道「4年落ちの高級外車購入」は本当に得なのか

勢い任せ…「根拠なき経営戦略」による弊害

中小企業のなかには、経営計画を作っているところもあるはずです。経営計画は会社の成長に役立つものですから、定期的に作成するのはすばらしいことです。

 

しかし、その経営計画が会計に基づく根拠のないものであれば、ほとんど意味がありません。

 

例えば、「来年度は売上を10%アップさせる」という目標を立てたとします。

 

この10%アップは、どのような理屈で立てたものなのかが重要です。「なんとなくきりがいいから10%」といった説明では、単なるスローガンです。誰も真剣に取り組みません。「販売単価を10%増やすために、高価格商品のセールスに集中する」「使っていない設備を処分して、固定費を10%削減する」といった具体的な目標であれば、社員はそれぞれ行動に落とし込みやすくなります。

 

また、経営計画は、「計画すれば終わり」というものではありません。「売上10%アップ!」と威勢よく声をかけても、達成できたかをチェックしなければ、業績はいつまで経っても良くなりません。

 

会計に基づいて経営計画を作っておけば、このようなことにはなりません。具体的な数字に基づいて計画が立てられているわけですから、その数字を見直せば正しいチェックをすることができます。

 

「今月は売上1000万円を計画していたけれど、販売数量が足りずに900万円にとどまった」「仕入先を変えてコストダウンができたから、目標の利益率を達成できた」といったように、計画と実績を比べる癖がつけば、確実に業績アップにつながります。

 

【5/20 関連セミナー開催】
不動産価値創造企業「レーサム」不動産小口化商品、待望の第2弾商品説明会

税理士法人小形会計事務所 所長
株式会社サウンドパートナーズ 代表
 税理士・公認会計士

1979年11月、神奈川県生まれ。税理士、公認会計士。2002年に中央大学商学部卒業、公認会計士2 次試験合格、監査法人太田昭和センチュリー(現 EY新日本有限責任監査法人)に入社。
2006年、公認会計士登録。2013年7 月に新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)退職、同年8 月に税理士法人小形会計事務所入所、TKC全国会入会。
2013年10月に税理士登録。現在、税理士法人小形会計事務所所長、株式会社サウンドパートナーズ代表。

著者紹介

連載【公認会計士が指南】会計嫌いの社長のための会計学入門

本記事は『たった3か月で売上高倍増!これだけは知っておくべき社長の会計学』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

たった3か月で売上高倍増!これだけは知っておくべき社長の会計学

たった3か月で売上高倍増!これだけは知っておくべき社長の会計学

小形 剛央

幻冬舎MC

「会計」と聞くと、「面倒だけどやらなくてはいけないもの」というイメージを持つ人は少なくないはずです。 税務申告のため、融資を受けるため、売上や利益の金額を確認するため…。会計の役割をそういったものだけだととら…

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧
TOPへ