【中小企業経営者の会計】帳簿が「整然・明瞭・網羅的」に書けるようになる、4つのステップ (※写真はイメージです/PIXTA)

中小企業経営者のなかには、会計を敬遠する人も少なくありません。しかし、会社の数字が読めると、「先月の売上は?」「利益は?」といった疑問が浮かんでも、自分で即時解決できるのです。それによってますます会計への関心が高まり、会社の成長につながっていきます。数字が苦手な経営者に向け、会計士がスタート地点からやさしくレクチャーします。

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「できるところから取り組む」のが、会計活用のコツ

会計を活用するコツは、ステップを分けて、できることから取り組むことです。最初から完璧を目指すのはお勧めしません。いきなり会計の専門書を手に取って、高度な分析をしようとしても、経営に役立てることは不可能です。

 

会計に取り組むときには、次の4つのステップに分けて考えます。

 

ステップ1 帳簿を整然・明瞭・網羅的に「書ける」ようになる 

ステップ2 会計の情報を正しく「読める」ようになる 

ステップ3 会計を経営に「使える」ようになる

ステップ4 自社の情報を「話せる」ようになる

 

まず、ステップ1「書ける」を詳しく定義すると、「日々の取引を整然かつ明瞭に、しかも網羅的に記帳すること」になります。

 

少し言葉が難しいので、「会計を記録すること」にまつわる作業を広くイメージしてください。取引を会計ソフトに記録することや、帳簿のもとになる領収書を整理したりすることも、「書ける」に含めて考えます。漏れなく、あとから見やすいように記録することがポイントです。

 

初めて会計にチャレンジしようとする人は、いきなりステップ3の「使える」から学ぼうとしがちですが、それでは実務に応用することは不可能です。きちんと「書ける」ができていないと、間違った情報が会計に記録されるわけですから、読んでも意味がなく、使ったり、話したりすることもできません。

 

ステップ1から順番に理解していくのは、一見遠回りに思えるかもしれませんが、これは唯一にして最短のルートなのです。

 

 

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税理士法人小形会計事務所 所長
株式会社サウンドパートナーズ 代表
 税理士・公認会計士

1979年11月、神奈川県生まれ。税理士、公認会計士。2002年に中央大学商学部卒業、公認会計士2 次試験合格、監査法人太田昭和センチュリー(現 EY新日本有限責任監査法人)に入社。
2006年、公認会計士登録。2013年7 月に新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)退職、同年8 月に税理士法人小形会計事務所入所、TKC全国会入会。
2013年10月に税理士登録。現在、税理士法人小形会計事務所所長、株式会社サウンドパートナーズ代表。

著者紹介

連載【公認会計士が指南】会計嫌いの社長のための会計学入門

本記事は『たった3か月で売上高倍増!これだけは知っておくべき社長の会計学』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

たった3か月で売上高倍増!これだけは知っておくべき社長の会計学

たった3か月で売上高倍増!これだけは知っておくべき社長の会計学

小形 剛央

幻冬舎MC

「会計」と聞くと、「面倒だけどやらなくてはいけないもの」というイメージを持つ人は少なくないはずです。 税務申告のため、融資を受けるため、売上や利益の金額を確認するため…。会計の役割をそういったものだけだととら…

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