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「できるところから取り組む」のが、会計活用のコツ
会計を活用するコツは、ステップを分けて、できることから取り組むことです。最初から完璧を目指すのはお勧めしません。いきなり会計の専門書を手に取って、高度な分析をしようとしても、経営に役立てることは不可能です。
会計に取り組むときには、次の4つのステップに分けて考えます。
ステップ1 帳簿を整然・明瞭・網羅的に「書ける」ようになる
ステップ2 会計の情報を正しく「読める」ようになる
ステップ3 会計を経営に「使える」ようになる
ステップ4 自社の情報を「話せる」ようになる
まず、ステップ1「書ける」を詳しく定義すると、「日々の取引を整然かつ明瞭に、しかも網羅的に記帳すること」になります。
少し言葉が難しいので、「会計を記録すること」にまつわる作業を広くイメージしてください。取引を会計ソフトに記録することや、帳簿のもとになる領収書を整理したりすることも、「書ける」に含めて考えます。漏れなく、あとから見やすいように記録することがポイントです。
初めて会計にチャレンジしようとする人は、いきなりステップ3の「使える」から学ぼうとしがちですが、それでは実務に応用することは不可能です。きちんと「書ける」ができていないと、間違った情報が会計に記録されるわけですから、読んでも意味がなく、使ったり、話したりすることもできません。
ステップ1から順番に理解していくのは、一見遠回りに思えるかもしれませんが、これは唯一にして最短のルートなのです。
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