(画像はイメージです/PIXTA)

周囲からどう見られているのかを気にしすぎる人がいます。「人にどう思われてもいいや!」という勇気はとても重要です。どうしたら「他人の評価」を気にならなくなるのでしょうか。※本連載は松尾一也著『40代から深く生きる人、浅く生きる人』(海竜社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「競争原理よりも協力原理へ」シフトできるか

▼浅く生きる人=自分だけ生き残ろうとする

 

2020年初頭から、社会は新型コロナウイルスの影響で、我々の生活や暮らしも未知の領域に入りました。

 

経済恐慌、金融恐慌、生活恐慌と悪いシナリオが続きます。

 

まさに世界中が上を下へのパニックです。

 

平和な時代に生きてきた40代の諸兄諸姉も本当にビックリな出来事となりました。

 

感染を防ぐマスクや生活必需品、はたまたアメリカでは自主防衛のための銃や銃弾が急に売り上げを伸ばしていると聞きます。

 

人間誰しも、自分だけは生き残りたい! という願望があるのは仕方ありません。

 

ただ、こんなときこそ、「競争原理より協力原理へ」シフトする時代がやってきたのです。

 

自分の国だけ、自分の組織だけ、自分の地域だけ、自分の家族だけ、自分だけ勝つことは本当に難しいのです。

 

すべてホリスティックにつながりあっている世界では、もう「世のため、人のため」をベースに生きていかないと必ず行き詰まります。

 

経営もスポーツの世界もそろそろ「協力原理」が稼働しだしていて、それぞれが持つ英知をいかに多くの人にシェアできるかが重要になってきています。

 

効果的なリーダーシップ、モチベーションマネジメント、学習法や練習法などは進んでわかち合う、喜びあう、このフローチャートの繰り返しが世界を進化させる唯一の方法です。

 

社会という親亀の上に、組織が乗り、その上に自分がいるとしたら、親亀がこけたら、組織も自分もひっくり返るしかないのです。

 

時代の歴史的変換点こそ、競争に明け暮れるよりも、自分はどんな協力ができるかを考え尽くすことに生きる妙味があるのです。

 

私自身も苦境にあるときにこそ、仲間や友人の温かいサポートに心底感激しました。

 

こんなときこそ、相身互いの心を持ちましょう。

 

松尾 一也

株式会社ルネッサンス・アイズ

 

 

40代から深く生きる人、浅く生きるひと

40代から深く生きる人、浅く生きるひと

松尾 一也

海竜社

気がつけば最近、たのしいと感じる瞬間がなくなっている。モチベーションがあがらない、人間関係に疲れている。就寝する頃には自分が完全に電池切れ、燃料切れになっている……。 最近の自分、ヤバくないっ!? それを特に…

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