「何気ない症状」に潜む失明リスク
「モノがぼやけて見える」
「視力が下がってきた」
「目がかすむ」
なんとなく気になる目の症状があっても、そのまま放置していませんか? 目の疾患には、これといった自覚症状がないままじわりじわりと進行して、気づいたときには失明寸前になるものがいくつもあります。
「目が疲れているんだろう」
「年のせいだろう」
そんなふうに“自己診断”して放ったらかしにしがちな症状のウラに、目を急激に衰えさせる病気がひそんでいることも少なくありません。
「頭痛がする」
「ムカムカして吐き気がする」
こんな目とは関係ないように思える症状が、実は目が見えなくなってしまう病気の兆候だったりするのです。
東京・錦糸町にある「眼科かじわらアイ・ケア・クリニック」には、毎日のようにたくさんの患者さんが、視野が欠けたり黒いゴミのようなものが見えたりして見えづらくなってから、あわててやってくることが多いです。
「もっと早く病気を特定できていれば、適切な治療ができたのに」
「目の病気について正しい知識があれば、ここまで視力を落とさずにすんだのに」
そんな思いをすることが決して少なくありません。
また近年、自分の病状に不安を持ちながら、納得いく治療が受けられずに「眼科難民」となっている人が増えています。手遅れになってしまい、後悔する患者さんを1人でも減らしたいという気持ちでいっぱいです。