(※写真はイメージです/PIXTA)

スマートフォンやPCの普及などにより、現代人の多くが目を酷使する生活を送っています。目がかすんだり、ぼやけて見えたりする経験は誰しも身に覚えがあり、見えにくさを感じても「よくあること」として放置してしまいがちです。しかし、そうした「何気ない症状」が怖い病気のサインであることも…。目の健康を守るために知っておきたい、正しい知識を紹介します。

「目を悪化させてしまう人々」はこんなにいる

目の違和感を「とりあえずそのまま」にしてしまう人

日本に帰国した私は、東京大学医科学研究所や理化学研究所に籍を置きながら開業の準備を進めました。そして2006年、自分のクリニックを開業したのです。

 

クリニックには連日、診療開始前から行列ができるようになりました。新型コロナウイルスの蔓延で「緊急事態宣言」が発令されたときでさえ、目に不安を抱える患者さんたちがクリニックに大勢訪れました。噂を聞きつけた患者さんたちが、東京近郊だけでなく北海道から沖縄まで、日本全国から訪れています。

 

これまでおよそ15年間で、8万6000人以上の患者さんの診療をしてきました。そこで実感したのが、目に違和感があっても「とりあえずそのまま」にしてしまう人がとても多いこと。それが目の状態を悪化させ、ときにはとり返しのつかない事態に陥ってしまうのです。

 

もちろん、特別な治療をしなくても、症状が悪化しないケースもあります。でも、そのままにしておいていいかどうかを判断するには、正しい情報を得なければなりません。

「目に良さそうなこと」を実践している人

「ブルーベリーのサプリメントを飲んでいれば大丈夫」

「しょっちゅう目薬をさしていれば、たいした病気にはならない」

 

こんな都市伝説のようなことを信じて実践している人ほど、目の健康が損なわれている可能性が高いのです。特定のサプリメントが効果的な疾患もあれば、飲んでいても意味のない病気もあります。また「目にいいだろう」と思われていることが、逆効果の場合も少なくありません。

 

さらに最近では、テレワークの広がりによって、在宅勤務をする人も増えています。また、外出を控えようと自宅でゲームをしたり、スマホやパソコンで動画を観たりして過ごす時間が増えた人も多いはずです。

 

実は「目に負担をかける生活」をしているときこそ、目の病気を発見するチャンスです。たとえば、毎日のように同じ画面を見ていれば、昨日と違うちょっとした見え方の変化にも気づきやすくなります。

 

人生100年時代といわれるようになったいま、目の健康を維持することはQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)を高く保つために欠かせないことです。

 

症状によって異なる目の正しいケアや対処法を1人でも多くの人に伝えることができればと願っています。

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    ※本連載は、梶原一人氏の著書『放っておくと怖い目の症状25』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・再編集したものです。

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