(画像はイメージです/PIXTA)

小さなトラブルから人生最大のピンチと思える大きな高い壁まで、人生にはいくつもの難関が訪れます。それらすべてが自分の成長をもたらすと考えることができればすべて前向きに取り組むことができます。※本連載は松尾一也著『40代から深く生きる人、浅く生きる人』(海竜社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

人生のどん底で味わった珠玉の言葉

▼浅く生きる人=金言に触れていない

 

私が50歳のときに、常務取締役を兼務していた機械装置品メーカーが倒産してしまいました。

 

この会社は祖父が創業して、父親が育てた会社です。

 

私はわけあって社長にはなれませんでしたが、まさかあの優良企業があっけなく消えてしまうという大ショックを体験しました。

 

そんな折に私が経営する会社も、長年のお付き合いである講師に突然裏切られて呆然自失の、まさにどん底気分の日々が続きました。

 

そのとき、古い友人が心配してくれてある文章を送ってくれました。

 

私はその文を読みながらとめどなく涙があふれてきました。

 

逆説の10カ条(The Paradoxical Commandments)

 

1.人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい。
(People are illogical, unreasonable, and self-centered. Love them anyway.)

 

2.何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
(If you do good, people will accuse you of selfish ulterior motives. Do goodanyway.)

 

3.成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功しなさい。
(If you are successful, you will win false friends and true enemies. Succeedanyway.)

 

4.今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
(The good you do today will be forgotten tomorrow. Do good anyway.)

 

5.正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。
(Honesty and frankness make you vulnerable. Be honest and frank anyway.)

 

6.最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落とされるかもしれない。それでもなお、大きな考えをもちなさい。
(The biggest men and women with the biggest ideas can be shot down by thesmallest men and women with the smallest minds. Think big anyway.)

 

7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。
(People favor underdogs but follow only top dogs. Fight for a few underdogsanyway.)

 

8.何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築きあげなさい。
(What you spend years building may be destroyed overnight. Build anyway.)

 

9.人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。
(People really need help but may attack you if you do help them. Help peopleanyway.)

 

10.世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
(Give the world the best you have and you’ll get kicked in the teeth. Give theworld the best you have anyway.)

 

ケント・M・キース『それでもなお、人を愛しなさい──人生の意味を見つけるための逆説の10カ条』(早川書房・2002年)

 

これはケント・M・キースがなんとハーバード大学2年生(19歳)のときに高校生の生徒会を励ますために小冊子に書いたメッセージです。

 

このメッセージがマザー・テレサの目にとまりコルカタ(旧カルカッタ)の孤児院に掲示して、それが次第に拡がり有名になったそうです。

 

世の中にはそのときの自分を癒し、励ますメッセージが満ちあふれています。

 

そんなことを与えてくれる人はあなたにとっての貴人です。

 

そして理不尽なことに負けないで下さい。

 

松尾 一也

株式会社ルネッサンス・アイズ

 

 

40代から深く生きる人、浅く生きるひと

40代から深く生きる人、浅く生きるひと

松尾 一也

海竜社

気がつけば最近、たのしいと感じる瞬間がなくなっている。モチベーションがあがらない、人間関係に疲れている。就寝する頃には自分が完全に電池切れ、燃料切れになっている……。 最近の自分、ヤバくないっ!? それを特に…

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