(画像はイメージです/PIXTA)

サラリーマンであれば「勝ち組」の人生を歩みたいものです。多くの人がそう願うからおのずと競争が激化して、渋滞が発生する道になります。どこかで人が行かない道を選ぶ勇気が必要で、これからの時代には重要な発想かもしれません。※本連載は松尾一也著『40代から深く生きる人、浅く生きる人』(海竜社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

 

自然は台風などの災害をもたらす厳しい一面もあります。

 

ただ、人は年々歳々、「自然」にしか真の癒しを与えられないのではないかと思わせる偉大な力を感じます。

 

博多の街サイドの大型観覧車はいつの間にか撤去される一方、能古島に向かう小さなフェリーにはたくさんの客が乗り込む風景を見て、まさに「自然の法則」にまさるものはないと得心します。

 

私が長年魅了される能古島、また今年の夏も訪れる予定です。


 
40代はしゃにむに働かざるを得ないかもしれませんが、常に自然に触れる習慣をみつけたいものですね。

 

スマホの画面ばかり見つめていないで、都心でもできることあります。空を見上げる、川を眺める、公園を散策する。


そして深呼吸をする。(参照・西日本新聞)

人が行かない道を選ぶ勇気が必要なときも

▼浅く生きる人=人のあとをついていく

 

「人の行く 裏に道あり 花の山」という株式相場の格言が知られています。

 

これは「本当にキレイな花の景色を見たいのなら、誰も行かない裏の道を行った方がいい」という意味で、株もみんなが飛びつくような銘柄ばかり買っていても勝つことはできないという戒めです。

 

人生にはいくつも岐路があります。

 

できればキレイな景色に恵まれた勝ち組ルートを歩みたいものです。

 

多くの人がそう願うからおのずと競争が激化して渋滞が発生する道になります。

 

同様に有名学校、一流企業、条件のよい伴侶、値上がり確実なマイホーム、そして子どもにも同じようなルートを歩ませようと考えます。

 

この方程式でいくと、いつかは人よりいい老人施設で看取ってもらおう! になります。

 

どこかで人が行かない道を選ぶ勇気が必要です。

 

みんなはそちらに行くけど、自分は行かないという勇気。

 

これからの時代、かなり重要な発想です。

 

人生、本当になにが正解かわからないものです。

 

有名な桜の名所は人でごったがえしているけど、静かな裏山には美しい山桜に加えて、菜の花までセットになっている場合もありましょう。

 

こんなケースを山ほど見てきました。

 

なかなか王道というものはないのです。

 

「この道を選んだのは自分だ」という納得感が、どれだけ心を楽にしてくれることでしょう。

 

 

松尾 一也

株式会社ルネッサンス・アイズ

 

 

40代から深く生きる人、浅く生きるひと

40代から深く生きる人、浅く生きるひと

松尾 一也

海竜社

気がつけば最近、たのしいと感じる瞬間がなくなっている。モチベーションがあがらない、人間関係に疲れている。就寝する頃には自分が完全に電池切れ、燃料切れになっている……。 最近の自分、ヤバくないっ!? それを特に…

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