※画像はイメージです/PIXTA

ウィズコロナ、アフターコロナを見据えて、海外を活用した投資が活発になりつつあります。対象となる国は色々とありますが、「投資適格国世界第1位」と世界から注目を浴びたのがフィリピンです。低成長を歩んできた2000年代の日本に対し、かたやフィリピンはこの20年で急成長を遂げてきました。みていきましょう。

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    安定した経済成長が今後も続くよ期待されるフィリピン。投資対象として、まず支持されたのが、人口増加と関連が深い不動産でした。そして昨今、注目を高めているのが株式。内需の拡大もあり、フィリピン企業も成長。グローバル展開で成功をおさめる企業も増えつつあります。

     

    世界銀行によると、フィリピンの株式市場取引高は世界で32位。また株式時価総額は28位です。

     

    【「株式市場取引高」世界トップ10】

    1位「中国」31,580,656百万米ドル

    2位「米国」23,192,149百万米ドル

    3位「日本」6,337,219百万米ドル

    4位「韓国」5,190,693百万米ドル

    5位「香港」3,069,359百万米ドル

    6位「イギリス」2,036,249百万米ドル

    7位「インド」1,945,317百万米ドル

    8位「ドイツ」1,814,089百万米ドル

    9位「台湾」1,543,418百万米ドル

    10位「ブラジル」1,373,596百万米ドル

    *********************

    32位「フィリピン」32,738百万米ドル

     

    出所」世界銀行2020年データより

    ※アメリカは2019年データ

     

    【「株式時価総額」世界トップ10位】

    1位「米国」33,890,828百万米ドル

    2位「中国」12,214,466百万米ドル

    3位「日本」6,718,220百万米ドル

    4位「香港」6,130,420百万米ドル

    5位「フランス」5,443,948百万米ドル

    6位「ベルギー」4,701,705百万米ドル

    7位「カナダ」2,641,455百万米ドル

    8位「インド」2,595,466百万米ドル

    9位「サウジアラビア」2,429,102百万米ドル

    10位「ドイツ」2,284,109百万米ドル

    *********************

    28位「フィリピン」272,790百万米ドル

     

    出所」世界銀行2020年データより

    ※アメリカとベルギーは2019年データ

     

    まだまだ世界との差は大きいですが、この20年を比較すると、株式市場取引高は3,014百万米ドルから32,738百万米ドルと約10倍に、株式時価総額は21,245百万米ドルから272,790百万米ドルと約12倍も成長しています。

     

    その間、日本では株式市場取引高が約3倍、株式時価総額は3.2倍に拡大。日本も安定的な成長を示しているものの、その割合からいうと、やはりフィリピンに軍配があがるでしょう。

     

    もちろん成長性だけが投資判断とはなりませんし、リスク分散の点からも、資産のすべてをフィリピンにというわけでもないでしょう。ある程度のリスクをとりながら、高いリターンを目指す部分については、やはりフィリピンは魅力のある国だといえそうです。

     

     

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