働きやすい職場環境はリーダーの行動がつくる
働きやすい職場環境とは人の心がつくりだすものなのです。たとえば、こんなふうに。
「リーダー自らが進んで挨拶をする会社は、みんなが進んで挨拶をします」
「リーダー自らが新しいことに挑戦する会社は、みんなが新しいことに挑戦します」
「リーダー自らが過ちを認め反省できる会社は、みんなが過ちを認め反省できます」
働きやすい職場環境をつくるには、リーダーの行動がとても大切です。リーダーがニコニコと従業員たちを信じていれば、従業員も安心して自分の力を最大限発揮します。
しかめっ面からは負のスパイラルしか生まれませんでしたが、ニコニコ顔からは正のスパイラルが生まれていきました。自分の力を発揮して生き生きと働く従業員の姿を見ると、僕もますます嬉しくなっていきます。
おかげさまで、僕の表情がずいぶん明るくなったと妻から言われます。
「この人と一緒に働きたい」
「この人と一緒に新しいことに挑戦したい」
「この人と一緒なら自らが成長できるかもしれない」
このように自らの可能性を感じさせてくれる職場には、自然と人が集まりはじめます。安心できる職場環境と、信頼関係が生まれはじめると、離職者は急激に減っていきました。さらに、自分の考えを伝えてくれるようにもなっていくのです。
ボロボロの人間関係からは、よい職場環境は決して生まれません。今ではよい人間関係こそ、よい職場環境をつくる最強の道筋だと確信しています。
飯田 結太
飯田屋 6代目店主