精神科医として伝えたい…「孤独でいること」の驚くべき効果 (※画像はイメージです/PIXTA)

「私もずっと『孤独』でした」と語るのは精神科医の和田秀樹氏。現代病理の多くが孤独や疎外感が「根っこ」になっていると指摘する。多くの人が悩む「何となく寂しい」から逃れる「孤独の作法」とは。※本連載は精神科医である和田秀樹氏の著書『孤独と上手につきあう9つの習慣』(大和書房)から一部を抜粋し、再編集したものです。

孤独は自分のオリジナリティを導き出す

しかし、彼らはそこから目を背けずに考え続けました。だからこそ世紀の大発見を成し遂げた。

 

あなたも、何かしら孤独であるがゆえの葛藤を抱えているのだと思います。

 

みんなと同じでいられない。

世間の常識になじめないところがある。

自分がいいと思ったことを、他人に受け入れてもらうのが困難だ。

人には言えない悩みがある―などなど。

 

その孤独から逃げないで、とことん向き合ってください。

 

自分の孤独にとことん向き合い、「なぜ、自分はみんなと同じではいられないのだろう」「なぜ、自分はみんなと同じ考え方をしたくないのだろう」と考えてください。

 

もちろん、答えは簡単には出ないでしょう。

 

でもそうやって考える過程が、自分独自のオリジナリティのある思考、生き方を育んでくれるのです。

 

孤独という状況ほど、自分のオリジナリティを導き出してくれるチャンスはありません。そうしてオリジナリティを確立した人は、他人には強く美しく、魅力的な人間として映ります。

 

スタンダール流に言えば、それこそが「凡人が敷いたレールに自分の思想を乗せないこと」、つまり天才の特徴です。

 

ニュートンやアインシュタインのように科学の世界で天才にはなれなくても、私たちは誰でも、自分の身の周りの世界で天才になれるのです。
 

 

和田 秀樹

和田秀樹こころと体のクリニック 院長

 

 

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    ルネクリニック東京院 院長

    1960年生まれ。
    東京大学医学部卒業。
    東京大学医学部附属病院精神神経科助手、アメリカカール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、「和田秀樹こころと体のクリニック」を開院。
    30年以上にわたって高齢者専門の精神科医として高齢者医療の現場に携わる。
    『自分が高齢になるということ』(新講社)、『年代別医学に正しい生き方 人生の未来予想図』(講談社)、『六十代と七十代 心と体の整え方』(バジリコ)、『「人生100年」老年格差』(詩想社)『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『80歳の壁』(幻冬舎)など著書多数。

    著者紹介

    連載精神科医が教える「孤独」と上手につきあう作法

    孤独と上手につきあう9つの習慣

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    和田 秀樹

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