「人の力を借りる」と「自力でコツコツ」…成果を出す営業マンはどっち? (※画像はイメージです/PIXTA)

タイプの異なる人の営業マンがいます。1人は仕事がはかどらないときやトラブルが起きそうになると、さっさと人の力を借りようとする他力本願、もう1人は頑固一徹、グチひとつこぼさずコツコツと片づける完璧主義者です。どっちが営業マンとしての成績がいいでしょうか。精神科医の和田秀樹氏が著書『孤独と上手につきあう9つの習慣』(大和書房)で解説します。

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人に相談すると自分の思考が整理される

■口に出して思考を整理

 

誰かに相談してみることには、自分とは別の視点で判断してもらえるというメリットがありますが、人に話した時点で自分のなかで問題が整理できるというメリットもあります。

 

心のなかでもやもやと思い悩んでいたときには見えなかったことが、口に出すことでクリアに見えてくるということは往々にしてあることです。

 

たとえば、毎日子どもを叱ってばかりで気分が重いというお母さん。心のなかで考えていたときには「叱らずにすむ子育て法を知りたい」と思っていたとしても、「なぜ叱るのか」「どんなときに叱るのか」を逐一説明しているうちに、問題はもっと別の部分にあったと気づくかもしれません。

 

子どもがサッとおもちゃを片づけられず、部屋が散らかっているのがイライラの原因だったというケースもあるでしょうし、自分も母親からそうやって叱られて育ってきたために、それが連鎖しているというケースもあるでしょう。

 

おもちゃの片づけなら、子どもでも片づけられるような収納を作ろうという目標が見えてきます。母親との関係性なら、カウンセリングで感情を整理することで解決可能かもしれません。

 

問題の根っこが見えてくれば、具体的な解決策に取り組めます。

 

なかには問題が複雑に絡み合って、ひと筋縄では解決できないケースもあると思いますが、人に相談するために口に出すと、心のなかだけで考えていたときよりも、少しはシンプルになるはずです。それをとっかかりにして、少しずつ解きほぐしていくしかありません。

 

人に相談するときには、「どうやって説明すればいいのだろう」と考えるので、自然と自分の思考が整理されます。そして、人に話すことで、その問題に前向きに向き合い、建設的に取り組む意欲も湧いてくるのです。

 

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和田秀樹こころと体のクリニック院長
精神科医

1960 年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学心理学科教授。川崎幸病院精神科顧問。和田秀樹こころと体のクリニック院長。「I&C キッズスクール」理事長。一橋大学経済学部非常勤講師。27 歳のときに執筆した『受験は要領』がベストセラーになり、緑鐵受験指導ゼミナール創業。主な著書に『自分が高齢になるということ』(新講社)、『年代別 医学的に正しい生き方』(講談社)、『孤独と上手につきあう9つの習慣』(だいわ文庫)、『「人生100年」老年格差』『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)などがある。

著者紹介

連載精神科医が教える「孤独」と上手につきあう作法

※本連載は精神科医である和田秀樹氏の著書『孤独と上手につきあう9つの習慣』(大和書房)から一部を抜粋し、再編集したものです。

孤独と上手につきあう9つの習慣

孤独と上手につきあう9つの習慣

和田 秀樹

大和書房

人間はそれほどストレス耐性の強い生きものではないという。 孤独や疎外感がいかに人を生きにくくさせているか、ストレスの原因になっているか。実際、病気にはなっていないけれども自分の居場所で安心してくつろげないという…

公立・私立中堅校から東大に入る本

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