「職場の食事会」を開くなら「業務時間内」が妥当
ちなみに、これは残業ではありませんが、歯科医院にはよくある風習として、院長がスタッフを食事に誘うことが多いようです。あるいは呑みに行ったり良い店に連れていったりする。それがコミュニケーションを良くすると思っているドクターもそれなりにいますが、私はそういうことはいっさいしません。
スタッフの誰もが喜んでいるわけではないからです。なかにはあまり付き合いたくないと思いつつ、そのことを口に出せない人もいるでしょう。だから、たまに食事会を開催するような場合も、その分医院を早く閉めて出かけます。つまり、通常の業務時間内で食事会も行うというわけです。
スタッフには、食事会であっても仕事として拘束することになれば給与を払わなくてはいけないと私は思っています。そうしなければプライベートの時間に仕事をしているようなものです。そういう無駄な時間の使い方はしたくないのです。限られた短い時間のなかで、密度の高い仕事をしてもらいたいのです。
河野 恭佑
医療法人社団佑健会 理事長
株式会社デンタス 代表取締役社長
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