診療時間の短縮でむしろ増収…院長「なぜか患者も増えました」 (※写真はイメージです/PIXTA)

かつては「開業すれば何もしなくても儲かる」と言われていた歯科業界ですが、人口減少により患者が減り続けるなかでは、経営力なくして生き残ることはできません。差別化の1つとして、夜遅い時間帯に診療することで増収・集患を狙う歯科医院は少なくないでしょう。ところが、むしろ診療時間を短縮したり、夕方早々に閉院したりすることで収益・患者数ともに増えた医院があることをご存じでしょうか。成功している歯科医院の経営戦略を見ていきましょう。

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18時で閉院…「夜間診療で増収」とは真逆の経営戦略

私は、残業が嫌いです。だから、自分も残業はしないですし、スタッフにもさせません。

 

自分が医院にだらだらと残っていたのではスタッフも帰れないので、率先して最初に帰るようにしています。帰るときには「すぐに帰れよ」「残業はするなよ」と皆に声を掛けます。

 

もちろん、どうしても残業が避けられないときもあります。ただ、その時も野放図に残業を許すのではなく、人を手当てするなど経営者がなんらかの打開策を考えなければいけないと思います。また、だらだらと働いて、結果残業になる人もいるので、それは許しません。昼休みもそうです。あえて昼休みに苦手なことを練習するとか座学で学ぶというのはいいですが、そうでなければ昼休みに仕事は禁止です。

 

ちなみに拘束時間は9時間。診療開始の30分前から準備に入って、診療時間終了後に片づけが30分です。昼休みは1時間なので、就業時間は8時間です。

 

ただ私たちの場合は、週に何回か拘束時間自体が短い日を設けています。日曜日の診療は午前中だけで、土曜日は17時までです。平日でも17時や18時に終わる日を設けるなど、週に3回は就業時間が6時間に満たない日をつくっています。

 

営業時間を20時とか21時までにする歯科医院も多いと思います。遅くまで営業することで他院と差別化を図るためです。「仕事帰りに寄れます」と、ビジネスパーソンを誘引するわけです。

 

私たちは、それはしません。遅くても19時まで。前述のとおり、週の半分は17時や18時に、あるいは午前中で終わらせます。そのうえで週に1日は休みます。

 

なぜなら、ブラック企業ではないこと、そして福利厚生の面を充実させることが大切だからです。そのためにも医療法人にして、残業代も分単位で出すようにしました。ただ、分単位で出すと、従来であれば残業代の総額はかなりの額に膨れてしまいます。それで思い切って18時に終わらせるようにしたという面もありますが、それだけが理由ではありません。

 

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医療法人社団佑健会 理事長
株式会社デンタス 代表取締役社長 

2009年に東京歯科大学卒業、東京歯科大学千葉病院に勤務。

現在までに25医院を開業し、分院展開。

専門医、技工士、歯科衛生士、スタッフと連携を取るチーム医療を強みとし、患者にとって最善・最適な治療をするため日々研鑽している。

著者紹介

連載歯科医院革命~大廃業時代の勝ち残り戦略

※本連載は、河野恭佑氏の著書『歯科医院革命』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

歯科医院革命 大廃業時代の勝ち残り戦略

歯科医院革命 大廃業時代の勝ち残り戦略

河野 恭佑

幻冬舎メディアコンサルティング

コンビニエンスストアを1万軒以上も上回る歯科診療所の施設数。 一方で少子化によって患者は年々減少し、過当競争が激化しています。 年間で1600軒もの施設が廃業し、「大廃業時代」といわれる歯科業界で生き残っていく…

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