本記事では、株式会社町田工務店の代表取締役社長で、資産20億円大家の町田泰次の書籍『年収400万円でも大家になれる 工務店社長が教える5つの流儀』より一部を抜粋・編集し、なかなか知ることができない「大家業」成功のための流儀を解説します。

エレベーターを設置すると「一部屋分」減ってしまう!

 

マンションやアパートの住居者にとってエレベーターは便利だ。特に上階の入居者にとっては、荷物の上げ下ろしも楽で、エレベーターがあると賃貸を紹介する時の案内受けもいい。

 

でも、大家にとって気になるのが、やはりコストや維持管理。

 

エレベーターの設置は建築基準法や高齢者の居住の安全確保に関する法律に記載されており、建築基準法では、7~10階建てのビルやマンションに相当する高さ31メートルを超える建物には「非常用の昇降機」を設けなければならないとしている。

 

では、エレベーターのメリットは何か。ひとつは、階段の昇降が不要で重い荷物を運ぶ時などは楽だということ。これから部屋を借りる人に物件を案内する時などはアピール材料になる。

 

昨今のブームで人気が出ている自転車も、エレベーターがあれば、高額な自転車を部屋に近い共用部に置くことも可能など、建築プランのひとつとして、とても重要なアイテムであることは間違いない。

エレベーターがある物件と、ない物件…どちらが有利?

土地の利用価値という視点でエレベーターが「ある物件」と「ない物件」、どちらが有利かということを考えてみる。

 

まずエレベーターを設置するためには、エレベーターが昇降する場所を確保しなければならず、その分のスペースが必要になる。

 

1LDKであればだいたい部屋数がひとつ少なくなる。つまりエレベーターは入居者にメリットを提供する一方で、大家にとっては部屋数が減ることで利回りが低くなるというデメリットがある。

 

さらに「ある物件」はエレベーターの管理費用や、新築であればアパート・マンション建設時の設置費用が掛かる。エレベーター管理は共益費や管理費として入居者に負担を求めることもあるので、少しでも安い物件に住みたいと考える入居者の部屋探しにおいてはマイナス要素を生むことも考えられる。

次ページなんと「1000万」もの差が…

本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『年収400万円でも大家になれる 工務店社長が教える5つの流儀』より一部を抜粋したものです。最新の税制・法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

年収400万円でも大家さんになれる 工務店社長が教える5つの流儀

年収400万円でも大家さんになれる 工務店社長が教える5つの流儀

町田 泰次

幻冬舎メディアコンサルティング

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