なぜマスコミや金融機関は、こんなに「老後不安」を煽るのか?

お金で苦労しないためには、「正しい知識」を知り、「知恵」を身につけることが大切です。そしてこの2つは、何歳からでも習得することができます。お金との正しい付き合い方を学んでいきましょう。今回は、老後が不安になる根本的な理由をお金の面から考えていきます。※本連載は、大江英樹氏の著書『いつからでも始められる 一生お金で困らない人生の過ごしかた』(すばる舎)より一部を抜粋・再編集したものです。

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どの年代でも「お金」に対する不安が消えない理由2つ

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

多くの人は老後に対して不安を持っています。恐らく老後に不安を感じない人はあまりいないでしょう。では一体何が不安なのか?

 

理由はさまざまですが、誰にも共通するのは「お金」です。

 

一般的に老後の三大不安と言われるのが「健康」「お金」「孤独」ですが、このうち、健康についての不安はある程度の年齢になってから出てくる不安です。なぜなら若いうちは元気ですから、それほど健康には気を遣わないもので、だいたい50代ぐらいになり、身体のあちこちに悪い部位が出てくる頃からこの不安は大きくなります。

 

さらに「孤独」を感じる人は少なく、自分が実際に“老後”と言われる年齢になってから、もっと具体的に言うと、定年退職した後に初めて実感する人が多いのです。結局、人間は自分がその状況に直面しないと、なかなか問題を実感できるものではないことがよくわかります。

 

ところが「お金」に対する不安は全世代的にあります。しかもこれは老後の生活に対してだけでなく、どの年代でもお金の不安は感じているのです。だからと言って誰もが常にお金に困っていたり、生活できなかったりするわけではありませんが、お金の不安は消えません。

 

この理由はどうしてなのでしょう?

 

筆者は二つの理由があると思っています。まず最初の理由は、「先のことがわからない」という不安です。例えば、サラリーマンであれば「今は働いて給料をもらっているけど、会社の業績が悪化してリストラになってしまったらどうなるだろう?」とか、「現役時代はともかく、定年になったら年金だけで生活できるのだろうか?」という不安です。

 

特に老後の不安が最も大きい理由は、誰にとっても経験したことがない未知の世界だからです。だって現役の人で「かつて私は一度75歳だったことがある」という人は一人もいません。誰もがこれから行く世界なのです。「人間にとって最大の不安とは『わからないことに対する不安』である」というのは不変の真実でしょう。

 

そんな先のことがわからない不安を、マスコミや金融機関はおおいに煽ります。これがお金に対する不安の二つ目の理由です。

 

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コロナ禍でも「高賃料×空室ゼロ」24時間楽器演奏可能・防音マンション『ミュージションの全貌

株式会社オフィス・リベルタス 代表取締役 

経済コラムニスト。専門分野はシニア層のライフプランニング、資産運用及び確定拠出年金、行動経済学等。大手証券会社を退職し、2012年にサラリーマンの老後支援を目的に(株)オフィス・リベルタスを設立。書籍やコラム執筆のかたわら、資産運用、年金、シニアライフプラン等のテーマで全国で年間140回を超える講演を行っている。CFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士。主著に、『定年男子 定年女子』(共著、日経BP)、『経済とおかねの超基本1年生』(東洋経済新報社)、『定年前』(朝日新書)、『資産寿命』(朝日新書)など多数ある。

著者紹介

連載「お金で困らない人生」を送るための基礎知識

いつからでも始められる 一生お金で困らない人生の過ごしかた

いつからでも始められる 一生お金で困らない人生の過ごしかた

大江 英樹

すばる舎

お金はあなたが幸せに暮らすための「道具」です。お金に振り回されないで生きるために、欲や恐怖、感情バイアスを取り除いて、まずはしっかりと公的年金と社会保険の真実を学ぶことで、今の生活や老後に必要な金額がわかります…

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