住まいに関する疑問や不安について、ファイナンシャルプランナーの西澤京子氏・税理士法人スマートシンク代表の菊地則夫氏監修の書籍『住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本2021』(株式会社エクスナレッジ)より一部を抜粋、編集して紹介します。

ローンを減らしたい!貯金全部を頭金にしていい?

Q ローンはできるだけ少なくしたいんです。だから、貯金は全部頭金にしようと思います。これって、安全な資金計画ですよね?

 

西澤さん 頭金を多くして、ローンを減らせば、毎回の返済額は少なくできて安心。でも、家を持ったとたん、貯金がゼロになってしまうのは不安ではありませんか?

 

星子さん そうですね、不安です。

 

西澤さん 人生、何が起こるか分かりません。病気やケガで入院して収入が減ったり、リストラの可能性だってあるでしょう。一時的に収入が途絶えたときなどのために、蓄えは残しておきたいですね。

 

星子さん いくらくらい残しておけばいいですか?

 

西澤さん 最低でも生活費の3カ月分。できれば6カ月分を確保しておきましょう。他に引越し費用や家具購入費なども必要です。

 

星子さん 来年、車を現金で買う予定なんですが。


西澤さん 購入予定時期までに貯金が間に合わないようなら、残しておいたほうがいいですね。その他にも、家具の購入や子どもの進学費用、旅行など、まとまった出費の予定が近々あるなら、その分の貯金がこれからできるかどうかを考えておきましょう。

 

【ここがポイント!】

 

Point 01 家を買ったあとの万が一に備えて、貯金は全額頭金にまわさずに、とっておこう。

 

Point 02 残しておくのは生活費の3カ月から6カ月分以上。自分で安心できる金額を確保しておくこと。

 

Point 03 予定している出費があり、出費の時期までに貯金ができそうにないなら、その分も残しておく。

 

頭金の金額の決め方
頭金の金額の決め方

 

【注目キーワード】生活予備資金

貯金全てを住宅取得の自己資金には使わず、ある程度は残しておきたい。目安は最低でも生活費の3カ月分、できれば6カ月分だが、実際にいくら必要かは世帯の状況によっても違ってくる。転職や独立の予定がある人や、自営業の人は多めに残しておいたほうが安心。

 

 

西澤 京子

1級ファイナンシャル・プランニング技能士

菊地 則夫

税理士法人スマートシンク代表

 

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