住まいに関する疑問や不安について、ファイナンシャルプランナーの西澤京子氏・税理士法人スマートシンク代表の菊地則夫氏監修の書籍『住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本2021』(株式会社エクスナレッジ)より一部を抜粋、編集して紹介します。

【登場人物の紹介】

尾内 星子(おうち ほしこ)さん…30歳。35歳の夫、5歳の長女の3人家族。今は家賃10万円の賃貸マンション暮らし。マイホームが欲しいけど、お金のことが心配で、なかなか行動に移せずにいる。

 

西澤 京子さん…1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、大手保険会社、デベロッパー、不動産販売会社、FPオフィス代表を経て現在は不動産関連会社勤務。

家を買うときの諸費用って、いくらかかるの?

Q 家を買うときにかかる諸費用。いったいいくらくらいかかると考えておけばいいのでしょう? 予算オーバーしないように、知っておきたいです!

 

(写真はイメージです/PIXTA)
(写真はイメージです/PIXTA)

 

西澤さん 家を買ったり、建てたりするときには、家や土地の価格以外にもいろいろかかります。それが諸費用。諸費用にはどんなものがあるかは『「住宅ローン返済額」購入前準備で差額月2万5000円に歓喜』で解説しているので復習してくださいね。

 

星子さん はい!

 

西澤さん さて、いくらかかるのかなのですが、物件の金額やローンをいくら借りるのか、新築か中古かでも違ってくるんです。

 

星子さん そうなんですか。おおよその目安がわかっていると安心なのですが。

 

西澤さん 一般的には新築は物件価額の5%、中古で8%程度です。

 

星子さん どうして中古のほうがかかるんですか?

 

西澤さん 中古の場合、仲介に入った不動産会社に払う仲介手数料があるからです。新築の場合も、土地を購入する注文住宅では仲介手数料がかかる場合があります。

 

星子さん なるほど。

 

西澤さん 最近は、保証料が無料のローンがあったり、優遇税制で税額が低くなったりするので、諸費用は少なめの傾向です。

 

【ここがポイント!】

 

Point 01 諸費用は新築で物件価額の5%、中古で8%程度が目安。

 

Point 02 中古や土地を購入する際には、仲介手数料がかかる場合がほとんど。

 

Point 03 保証料無料のローンがあるので、利用するローンによっても諸費用は違ってくる。

 

3000万円の中古マンションの場合
3000万円の中古マンションの場合

 

【注目キーワード】保証料

保証料とは、借り入れの際に連帯保証人の代わりに保証会社や保証機関の保証をつける費用。住宅ローンを申し込んだ人が返済できなくなった場合、金融機関は保証会社や保証機関に代位弁済を請求。以後返済できなくなった人は保証会社や保証機関から請求される。

 

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