【登場人物の紹介】
尾内 星子(おうち ほしこ)さん…30歳。35歳の夫、5歳の長女の3人家族。今は家賃10万円の賃貸マンション暮らし。マイホームが欲しいけど、お金のことが心配で、なかなか行動に移せずにいる。
西澤 京子さん…1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、大手保険会社、デベロッパー、不動産販売会社、FPオフィス代表を経て現在は不動産関連会社勤務。
住宅ローンの返済期間…延ばすことはできるの?
西澤さん 返済中の返済期間の変更は、手軽にできるものではないんですよ。
星子さん なぜですか?
西澤さん 返済期間を短くすると毎月の返済額が増えることになります。その時点での年収で返済していけるのか、金融機関の審査を受けなければなりません。
星子さん では、返済期間を長くする場合はどうでしょう?
西澤さん 借り入れたときに最長返済期間を設定している場合は、それ以上の延長が難しいですね。
また、返済期間を短めにしていたとしても、完済時の年齢が上がることになりますから、誰でも変更可能というわけではありません。たとえば、50歳で20年返済で借りていた人が、35年返済に変更しようとすると…。
星子さん 完済時には85歳!
西澤さん 完済時年齢が80歳までという条件がある銀行がほとんどですから、難しいですね。
星子さん 借りるときは返済期間も慎重に選んだほうがいいですね。
【ここがポイント!】
Point 01 返済途中の返済期間の変更は、まず銀行に相談して、審査を受ける必要がある。
Point 02 期間を短くすると返済額が増えるため、変更時の年収で返済できるかどうかが条件になる。
Point 03 期間を長くすると完済時年齢が高くなる。金融機関が設定した年齢の上限を超えないことがポイント[図表1]。
【注目キーワード】返済条件の変更
返済条件の変更には、「返済期間の短縮」「返済期間の延長」の他、「ボーナス返済の有無」や「ボーナス返済と毎月返済の比率」「元利均等返済か、元金均等返済か」「金利タイプ」などの変更ができる場合もある。ただし、それぞれ一定の審査がある。
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