どんなリスクが潜んでいるかわからない「家と土地」。髙橋土地家屋調査士事務所代表・髙橋輝氏の著書『買ってはいけない家と土地』(自由国民社)より一部を抜粋・編集し、住宅購入時にかかる諸費用について紹介していきます。

住宅ローンのほかにも発生する費用はこんなにある

住宅購入の諸費用は物件価格の約5%~10%

 

【諸費用の概算額を知っておこう】

 

(写真はイメージです/PIXTA)
(写真はイメージです/PIXTA)

 

住宅購入の際には、頭金の他に住宅購入に必要となる諸費用があります。あらかじめ、諸費用の概算額を不動産業者に出してもらいましょう。

 

ただし、利用する金融機関、司法書士や土地家屋調査士などの専門家、引渡し時期により諸費用は変動します。当初の見積もりは流動的にならざるを得ない部分もあると理解しておきましょう。

 

主な諸費用を挙げておきますが、金融機関などによってかかるもの、かからないものもあるので注意して下さい。

 

【売買契約時に支払う諸費用】

 

①手付金

 

手付金とは、契約時に先払いするお金のことで、物件価格の10%程度か、100万円くらいを支払うことが多いようです(売主が不動産業者の場合、売買代金の20%を超える手付金を受領することはできないことになっています)。

 

無事、契約から決済(引渡し)となれば、手付金は物件代金の一部として(多くは頭金として)充当されます。

 

手付金の内容についてはしっかり確認しておきましょう。ほとんどは「解約手付」といって、契約を白紙に戻したいときのペナルティです。

 

相手方が履行に着手するまでは、買主は手付金を放棄すれば契約を解除できますし、売主は手付金の倍の金額を支払えば同様に売買契約を解除できるというものです。

 

②売買契約書印紙代

 

売買契約書に貼る収入印紙代です。この印紙代は売買価格により異なります(国税庁のウェブページで確認できます)。収入印紙は郵便局や法務局で買うことができます。

 

【融資に関連する費用】

 

①住宅ローン保証料

 

マイホームを購入する際、住宅ローンを組む方がほとんどかと思いますが、その借入れについて保証会社に保証してもらうのが一般的です。

 

その保証会社に支払うのが「住宅ローン保証料」です。連帯保証人に支払う費用だと思っていただければ分かりやすいのではないでしょうか。

 

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買ってはいけない家と土地

買ってはいけない家と土地

髙橋 輝

自由国民社

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