弁護士だから信用できる理由にはならない
安心をお金で買う時代?
これだけ、ひとり身の人が増えている時代だというのに、ひとりを基本に社会福祉を整えていない日本の政治は、いったいどうなっているのだろうか。お金のない人は道端で死ねというのか。でも、考え方によっては、その方が幸せかもしれない。逆説的だが、お金があるからトラブルに巻き込まれるとも言える。
10年以上前の話だが、わたしは日本ライフ協会立ち上げのときに、取材に行っている。そのときの印象は、弁護士が中心に行っているということから、お金はかかるがその分安心だろう、というものだった。でも、弁護士だから信用できるという考えも捨てた方がよさそうだ。
弁護士で思い出したが、先日、SSSが入っているビルの管理人さんとエレベーターの中で一緒になり、全部の階にランプがついていたことから、「子供のいたずらね」と言うと、「わたしは誰がやったかわかっていますよ」と管理人さん。なんと弁護士だという。
職業で決めつける気はないが、政治家とか弁護士とか社会的地位の高い人は、どうかしている人が多い。またわたしたちも肩書きや権威に弱い。
松原 惇子
作家
NPO法人SSS(スリーエス)ネットワーク 代表理事
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