施設で老親の認知症が進む?…人任せの生活習慣が危ない理由

「実家に帰ったとき」あることに気づいた。50年ぶりにともに暮らすことになった母親が、どうも妖怪じみて見える。92歳にしては元気すぎるのだ。日本の高齢化は進み、高齢者と後期高齢者という家族構成が珍しくなくなってきた。老いと死、そして生きることを考えていきます。本連載は松原惇子著は『母の老い方観察記録』(海竜社)を抜粋し、再編集したものです。

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元気で長生きの共通点は自分でやること

①なんでも自分でやる…「元気で老いるための7か条」

 

元気で長生きの人の共通点は、人の手を借りずに、なんでも自分でやることだ。これは、ひとり暮らしの人に限らず言えることだろう。


 
90代の母から比べれば、とてつもなく若いわたしだが、寄る年波には勝てず、日に日に体の悪いところが出ている。突然の膝痛に襲われてへこんでいたと思ったら、今度は50歳でもないのに50肩に襲われ、手が上がらない。

 

家にいるとやることがたくさんあるという。(※写真はイメージです/PIXTA)
家にいるとやることがたくさんあるという。(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「バレエをやっているのになぜ?」友人たちも驚くが、一番驚いているのは本人のわたしだ。

 

「そうならないためにバレエを続けてきたのに。ああ、老化には勝てないわ」

 

まだ、日常生活にはそんなに支障をきたしてないが、手が上がらないだけで、脱ぎ着も困難、電車で揺れるのも怖いのだから、90代の人はいくら元気でも生きているだけで大変だと思われる。

 

しかし、今回、母や母と同年代の女性を観察してみて、年齢や老化のせいにして楽をしてはいけないと思った。年なのでご飯を作るのが面倒くさい。年なので重くて粗大ごみが出せない。じゃがいもは重いので買う気がしない。腰が痛くて部屋を片付けられない。

 

年と共に体の機能は衰えるが、もし、いつまでも元気で長生きしたかったら、できないことを理由にゴロゴロしてテレビ見ているのではなく、やる気になることだ。

 

息子に頼もう、娘が来たときにやってもらおうではなく、まずは自分でやってみる。例えば、家具を動かしたいと思ったとき、まずは自分でどうすれば動かせられるか考える。すぐに、誰かにという甘えがあなたから生きる力を奪う。誰かにやってもらえばいいと座っていたら、絶対にボケる。こんな言い方をしたら語弊があるかと思うが、ボケの原因は人任せの生活習慣にある。

作家
NPO法人SSS(スリーエス)ネットワーク代表理事

1947年、埼玉県生まれ。昭和女子大学卒業後、ニューヨーク市立クイーンズカレッジ大学院にてカウンセリングを専攻し修士課程修了。39歳の時『女が家を買うとき』(文藝春秋)で作家デビュー。3作目の『クロワッサン症候群』はベストセラーになる。
「ひとりの生き方」をテーマに執筆・講演活動を行っており、1998年に、おひとりさまの「終活」を応援する団体、NPO法人SSS(スリーエス)ネットワークを立ち上げる。
著書に『長生き地獄』『老後ひとりぼっち』(SBクリエイティブ)、『人生後半を楽しむシンプル生活のススメ 人生はこれからが本番よ!』『70歳、だから何なの』(海竜社)、ほか多数。

著者紹介

連載元気で長生きするヒント「うちの母はスーパー老人」

母の老い方観察記録

母の老い方観察記録

松原 惇子

海竜社

『女が家を買うとき』(文藝春秋)で世に出た著者が、「家に帰ったとき」あることに気づいた。50年ぶりにともに暮らすことになった母が、どうも妖怪じみて見える。92歳にしては元気すぎるのだ。 おしゃれ大好き、お出かけ大好…

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