元気で長生きの共通点は自分でやること
①なんでも自分でやる…「元気で老いるための7か条」
元気で長生きの人の共通点は、人の手を借りずに、なんでも自分でやることだ。これは、ひとり暮らしの人に限らず言えることだろう。
90代の母から比べれば、とてつもなく若いわたしだが、寄る年波には勝てず、日に日に体の悪いところが出ている。突然の膝痛に襲われてへこんでいたと思ったら、今度は50歳でもないのに50肩に襲われ、手が上がらない。
「バレエをやっているのになぜ?」友人たちも驚くが、一番驚いているのは本人のわたしだ。
「そうならないためにバレエを続けてきたのに。ああ、老化には勝てないわ」
まだ、日常生活にはそんなに支障をきたしてないが、手が上がらないだけで、脱ぎ着も困難、電車で揺れるのも怖いのだから、90代の人はいくら元気でも生きているだけで大変だと思われる。
しかし、今回、母や母と同年代の女性を観察してみて、年齢や老化のせいにして楽をしてはいけないと思った。年なのでご飯を作るのが面倒くさい。年なので重くて粗大ごみが出せない。じゃがいもは重いので買う気がしない。腰が痛くて部屋を片付けられない。
年と共に体の機能は衰えるが、もし、いつまでも元気で長生きしたかったら、できないことを理由にゴロゴロしてテレビ見ているのではなく、やる気になることだ。
息子に頼もう、娘が来たときにやってもらおうではなく、まずは自分でやってみる。例えば、家具を動かしたいと思ったとき、まずは自分でどうすれば動かせられるか考える。すぐに、誰かにという甘えがあなたから生きる力を奪う。誰かにやってもらえばいいと座っていたら、絶対にボケる。こんな言い方をしたら語弊があるかと思うが、ボケの原因は人任せの生活習慣にある。