リフォーム会社とお金は使いようで化ける
ここで、自分でリフォーム会社を探して見積もりを取り、工事をチェックしてというのはたいへんな手間がかかります。リタイア後の賃貸住宅経営で賃貸住宅の管理に専念できるという人を除いて、多くの場合にはほかに本業をお持ちでしょうから、現実的には、管理会社に一括して依頼することになります。
しかし、何も考えずに丸投げというのはいけません。それでは、相手もルーティンワークになって、いい仕事をしてくれないものです。いろんな条件を考慮して、管理会社がほんとうにやる気になって動いてくれるような環境づくりを行うことが大切です。
たとえば、こう考えてみてはいかがでしょうか。
自分で見積もりを取って発注先を決めようとすると、少なくとも3、4社に依頼して比較検討する必要があります。その検討に1社当たり4時間かかるとすれば、時給2000円として8000円です。それが4社なら3万2000円の費用がかかっていると考えることができます。実際に支払うお金ではないのですが、それだけ空費しているということです。
そんなにコストがかかるのであれば、ほんとうに信頼できる会社を見つけて2万円、3万円の手数料を支払って任せるのが得策ではないでしょうか。依頼された担当者としても、通常の工事費だけではなく一定の手数料を確保できるのであれば、下請けの発注にも力が入ります。
発注元であるオーナーから文句が出ないように、工事の管理も十分にやってくれるでしょう。実は、この点も大きいのです。現地に足を運んで何度も工事の進捗などをチェックするのはたいへんな労力がかかります。そこまで安心して任せることができれば、2万円、3万円の手数料は決して高くありません。
単に便利に使いこなすということではなく、管理会社の担当者にとっても多少なりとも有利になるような提案を行い、それを実行すれば期待以上のいい仕事をしてくれるものです。その結果、本来家賃を少し下げないといけないと思っていたのが、いい仕事をしてくれたおかげでそれまでの家賃通りで次の入居者が決まるといったことが起こるかもしれません。
そんな成果があがれば、次からは4万円、5万円の手数料を払ってもいいかもしれません。そのほうが素人であるオーナーよりはるかにいい仕事をしてくれるはずです。
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