【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
CT検査とMRI(およびMRA)検査の違い
脳の病気を診断する上で欠かすことのできないCTとMRI/MRAですが、その違いをご存じでしょうか?
どちらも似たような装置に見えますが、実は原理が根本的に違います。CTは「X線」を、MRI/MRAは「強力な磁石」を使用しているのです。
それぞれの具体的な特徴は、以下のようなものが挙げられます。
・放射線被曝がある。
・検査時間が短い(2分程度)。
・予約なしですぐに検査可能。
・急性期出血性病変の診断が容易。
・血管を診断するには造影剤が必要。
・骨が描出できるため骨折の診断ができる。
MRI(磁気共鳴画像(じききょうめいがぞう):Magnetic Resonanse Imaging)、MRA(磁気共鳴血管画像【じききょうめいけっかんがぞう】):MR angiography):MRIを用いて血管像 を描出する方法
・放射線被曝がない。
・検査時間が長い(30分程度)。
・基本的には予約制。
・急性期脳梗塞の評価が正確にできる。
・造影剤を使用することなく、血管を描出できる。
・骨は描出できない。
・ ペースメーカーなどの体内金属がある場合や、閉所恐怖症の方など、検査ができないことがある。
以上のようにそれぞれ一長一短があり、医師は症状、検査目的に合わせて検査を選んでいます。
これは50代後半男性(図2)の症例です。
来院までの経過:左の手や足がしびれて、眼の症状もあった。かげろうが上がるようになり、そうして霧がかかったように見えなくなる。これが来るとしびれたようになる。眼は左から始まって、全体に霞みがかかるような感じがある。目の症状が出ると必ずしびれが出る。最終は来院5日前。以前は眼の症状はなかった。ここ最近は症状が強かったため来院。
既往歴:高血圧(177/104,96)、高コレステロール血症、高尿酸血症、閉塞性動脈硬化症。
左図:MRI拡散強調画像 右後頭葉に高信号域を呈する小さな脳梗塞(皮質枝閉塞)。
右図:MRA右内頸動脈閉塞、右中大脳動脈も写りが悪い。
杉原 杏璃 氏登壇!
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
(入場無料)今すぐ申し込む>>