前回は、フィリピンの「リゾートエリア不動産投資」の投資対象としての価値を説明しました。今回は、フィリピン不動産で「ここを選べば間違いないエリア」とはどこかを見ていきます。
「電車を使う人が少ない」ことをまず念頭に置く
プレビルドでは、まずきちんと建つというのが前提です。そのためのデベロッパー選びがあります。その次の段階として、コンドミニアム完成後を考えたときに重要となるのが、ロケーションです。
日本で精力的に賃貸経営を行っている投資家には理解できるでしょうが、家賃収入というインカムゲインを得るためには、入居者に好まれる立地でなければいけません。
日本の場合は駅から近い物件が良いとされますが、フィリピンではコンドミニアムに住む方たちが電車を使う文化があまりありません。電車賃はどこまで乗っても数十円ですが、路線が少ないのであまり使えません。特に外国人はみんなドライバー付きの車もしくはタクシーを使って移動します。
最もおすすめなのは「オフィス街」に近いエリア
人気があるのは、次の通りの商業施設や医療施設が整っているエリアの物件です。
<賃貸、投資人気のロケーション(外国人向けの場合)>
1位 オフィス街
2位 ショッピングモール
3位 学校・病院
やはり投資物件として考えるならば、オフィス街に近いエリアが良いです。その理由は、フィリピンにおける車渋滞の激しさです。
しかも雨季ともなれば、中心街を一本外れるだけで洪水になるエリアもあります。洪水といっても膝まで浸かるほどの床上浸水ではなく、車が走れる程度の浅いものですが、下水道などのインフラがきちんと整っていないのが原因です。
そのためコンドミニアムへの投資は、どれだけオフィスに近いのか、歩いて通勤できる範囲なのかが重要視されます。
GSR株式会社 会長
zukky PTE CEO
Gate of Assets Fundation director
一般社団法人フィリピンアセットコンサルティング 主席コンサルタント
1979年、愛知県生まれ。大原簿記専門学校卒業後、アパレル会社での勤務をへて、2000年、同業種で独立。同年自社ブランドを立ち上げ、卸、直営店舗を展開。その後、海外生産拠点を背景にOEM事業を開始。2005年にフィリピンに行き、1人のタクシードライバーに人生の生き方を考えさせられ、同地にて為替&アテンドビジネスをはじめ、もともとの事業を売却。その後、2007年にコンサル会社、2009年にPR会社を設立。2010年にフィリピンでオフショアのシステム会社が開発するフィリピン最大規模のITプラットフォーム事業へ投資。ハンズオンでビジネスの拡大の活動を続け数十の新規事業の立ち上げに貢献。2006年より子供たちの支援なども積極的に行いその功績により2022年にフランスの社会文化奨励勲章を受勲。
2014年にHallohallo Home incの事業構築サポートを行う中で、不動産売買仲介、管理、リーシング、内装、建築、ストリートチルドレン復学プログラム、人材派遣等、日本とフィリピンの双方にメリットのある事業が重要だと痛感する。フィリピン人や現地の弁護士、税理士、色々な人材に騙された事で自身で学びフィリピンでの成功パターンを習得したのだが、唯一不明だった現地の経済を動かす巨大財閥との付き合いにより、ほとんどの日本人の資産保全の思考が間違っていることに気が付く。2019年以降はシンガポールとフィリピン、アメリカ、イスラエル、フランスを中心に富裕層を対象にしたビジネスを構築。
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連載「フィリピン不動産投資」が資産形成に最適な5つの理由
ハロハロホーム マニラ本社
Director
ハロハロホームは、フィリピンのメトロマニラ首都圏のビジネス中心地マカティ市に本社を構え、フィリピン不動産投資や、フィリピンの土地販売を手がける企業。賃貸仲介サイトの運営、不動産管理、メンテナンス、内装、転売のサポートなど、購入・管理・売却まですべて対応できる強みを持つ。
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