前回は、フィリピンの「リゾートエリア不動産投資」の投資対象としての価値を説明しました。今回は、フィリピン不動産で「ここを選べば間違いないエリア」とはどこかを見ていきます。

「電車を使う人が少ない」ことをまず念頭に置く

プレビルドでは、まずきちんと建つというのが前提です。そのためのデベロッパー選びがあります。その次の段階として、コンドミニアム完成後を考えたときに重要となるのが、ロケーションです。

 

 

日本で精力的に賃貸経営を行っている投資家には理解できるでしょうが、家賃収入というインカムゲインを得るためには、入居者に好まれる立地でなければいけません。

 

日本の場合は駅から近い物件が良いとされますが、フィリピンではコンドミニアムに住む方たちが電車を使う文化があまりありません。電車賃はどこまで乗っても数十円ですが、路線が少ないのであまり使えません。特に外国人はみんなドライバー付きの車もしくはタクシーを使って移動します。

最もおすすめなのは「オフィス街」に近いエリア

人気があるのは、次の通りの商業施設や医療施設が整っているエリアの物件です。

 

<賃貸、投資人気のロケーション(外国人向けの場合)>

 

1位 オフィス街

2位 ショッピングモール

3位 学校・病院

 

やはり投資物件として考えるならば、オフィス街に近いエリアが良いです。その理由は、フィリピンにおける車渋滞の激しさです。

 

しかも雨季ともなれば、中心街を一本外れるだけで洪水になるエリアもあります。洪水といっても膝まで浸かるほどの床上浸水ではなく、車が走れる程度の浅いものですが、下水道などのインフラがきちんと整っていないのが原因です。

 

 

そのためコンドミニアムへの投資は、どれだけオフィスに近いのか、歩いて通勤できる範囲なのかが重要視されます。

本連載は、2016年2月27日刊行の書籍『億万長者になりたければ、フィリピン不動産を買いなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

億万長者になりたければ、 フィリピン不動産を買いなさい

億万長者になりたければ、 フィリピン不動産を買いなさい

鈴木 廣政・渡辺 頼子

幻冬舎メディアコンサルティング

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