独居老人が急増…迫りくる老後シングルの恐怖
■おひとりさまの老後は有料老人ホームかサービス付高齢者住宅に入居するしかない
夫婦ともに健在の間は互いに助け合うこともできますが、どちらかが亡くなり、おひとりさまになると、新たな不安が生じてきます。それは、生涯をシングルで過ごすおひとりさまも同じです。元気に動けるうちは、シングル生活を楽しむこともできますが、病気をしたりして、日常生活に支障が出るようになれば、誰かの援助を受ける必要が出てきます。
内閣府の調査によると、65歳以上の一人暮らし高齢者が急増しているのがわかります。1980年には、男性が約19万人、女性が約69万人でした。一人暮らしの人が高齢者の中に占める割合は男性4.3%、女性11.2%でした。それが2010年になると、一人暮らしの高齢者は男性で約139万人、女性で約341万人まで増加しています。高齢者人口に占める割合は男性が11.1%、女性が20.3%となっています。
今後、さらに高齢化が進むと、おひとりさまの割合もさらに増加すると考えられます。そのとき、おひとりさまにとって最も心配なのは、自分の健康状態ではないでしょうか。体調が悪くなったときにも気づいてくれる人がいないので、対処が遅れてしまうことも考えられます。
■老人ホームでも経済的不安はつきまとう
そこで、自宅を売却するなどして、サービス付高齢者住宅や有料老人ホームに移り住む人も増えているようです。有料老人ホームは終身利用権などを購入するのが一般的ですが、サービス付高齢者住宅は、賃貸形式の高齢者住宅です。その分、入居時に用意する資金を少なくすることができます。
サービス付高齢者住宅では、バリアフリー構造や一定の面積の居住空間が確保されており、高齢者でも暮らしやすい住居になっています。また、安否確認や生活相談サービスなどを受けることもできます。
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