まじめに働いてきた父が脱税!多額の負債を抱えた家族の末路…

まじめに働いてきた父が脱税!多額の負債を抱えた家族の末路…

あの手この手で税金を減らそうとする社長たち。必死に稼いだお金なので節税したいという気持ちは当然ですが、税務署から捜査の手が入り、経営が楽になるどころか危機的な状況に陥ってしまうこともあるのです。本記事では、元・国税調査官の辻正夫氏だからこそわかる「究極の節税」を紹介します。

「ガサ入れ」でどんなことをしているのか

これはある企業に脱税調査が入った様子を描いた実例です。会社が特定できないよう仮名にしていますが、全体の内容はおよそこのとおりです。

 

国税局査察部(通称、マルサ)とは、法人や個人の脱税を調査する専門部隊のことを言います。対象となる企業や人物が証拠隠滅を図らないよう、事前に入念な下調べ(内偵)を行い、確証を得たうえである日突然、臨場先(調査を行う場所)に踏み込み、調査を行います。

 

マルサは裁判所の捜査令状を持って調査に着手するため、対象者は拒否することができません。これを「強制調査(通称、ガサ入れ)」と言います。

 

「強制調査」に乗り出す時間は朝の7時から8時。その時間帯に調査の対象者が臨場先に所在しているのを事前に把握し乗り込みますから、空振りはありません。強制調査に入る捜査部隊は100人超と大規模で、集中的にガサ入れを行います。

 

調査に入ったマルサは社長室や金庫はもちろん、経理担当者の机やロッカー、トイレまで怪しいと考えられる場所は徹底的に調べ尽くし、会計帳簿や領収書、納品書、契約書をはじめとした各種書類のほか、ファックスやメールの履歴、パソコンの保存データや銀行口座の入出金履歴などを差し押さえます。

 

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税務署が咎めない 「究極の節税」

税務署が咎めない 「究極の節税」

辻 正夫

幻冬舎メディアコンサルティング

「せっかく稼いだお金を税金に持っていかれてたまるか!」 そんな思いから多くの経営者が節税に励んでいます。しかし、ひとたび節税の方法を間違えると税務署から捜査の手が入り、経営が楽になるどころか危機的な状況に陥り、…

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