「人生100年時代」、多くの方が自分の人生設計に適した投資戦略を模索しています。若年世代の場合は「投資期間が長いから、ほかの世代よりもリスクを取った運用が可能」と考える人も多いのですが、実はそのロジックは正しくないのです。いったいどういうことでしょうか? 資産運用会社のアライアンス・バーンスタイン株式会社で運用戦略を行う後藤順一郎氏が解説します。

インデックスファンドより高いリターンを狙う!
「アクティブファンド特集」を見る

「貯蓄不足リスク」が抑制できる運用をしよう

ここまでの話は、単に若者は「リスクを取った運用ができる」と言っているだけで、「リスクを取った運用をすべき」と言っているわけではありません。

 

上述のロジックを理解したとしても、高いリスクを取って運用して大きなマイナスを被るのは嫌だと思う若者もいるでしょう。実際、リスクを取っていれば、危機時には株価下落に伴い資産は大きく減少します。

 

リスクを取っていれば、危機時には資産を大きく減らすこともあるが…? (画像はイメージです/PIXTA)
リスクを取っていれば、危機時に資産を大きく減らすこともあるが…?
(画像はイメージです/PIXTA)

 

しかし、それが老後資金であるならば、途中で大きなマイナスになったとしても、定年退職まで引き出す予定がないのですから、大きな問題にはなりません。それよりも過度に低リスクな運用で資産が十分に増えず、「貯蓄不足リスク」が大きくなることのほうが、人生100年時代のいまは問題なのです。

 

若者はリスクを取った運用が「できる」のだから、その特性を有効活用して「貯蓄不足リスク」を抑制できるような運用をすべきはないでしょうか。それを実践する資産配分は、ほとんど株式で問題ないと考えます。

 

資産を「守る」「増やす」「次世代に引き継ぐ」
ために必要な「学び」をご提供 >>カメハメハ倶楽部

 

アライアンス・バーンスタイン
後藤順一郎

 

カメハメハ倶楽部セミナー・イベント

【4/16開催】相続人の頭を悩ませ続ける
「共有名義不動産」の出口は“売却”だけじゃない!
問題点と最新の解決策を藤宮浩氏が特別解説

 

【4/16開催】次世代のオルタナティブ投資
「プライベートクレジット投資」とは

 

【4/17開催】調査官は重加算税をかけたがる
相続税の「税務調査」の実態と対処方法

 

【4/19開催】良い案件を見つける3つの方策とは?
「日本型オペレーティングリース」投資の基礎講座

 

【4/20開催】「相続手続き」完全マスター講座
~相続人調査、財産調査、遺産分割協議~

 

【関連記事】

税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ

 

親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「儲かるなら自分がやれば?」と投資セミナーで質問すると

※本記事は「ニッキン投信情報」に掲載されたコラムを転載・再編集したものです。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録