恐ろしい「防水シートの重なり不足」何が起こるの…?
また、防水シートを貼る場合は、端を100ミリメートルずつ重ねるように決められています。防水シート本体にも、目安として100ミリメートルの線が印刷されていて、わかりやすくなっているほどです。
しかし時折見られるのが、この防水シートの重なり不足です。理由はいくつか考えられます。雑な仕事をする職人が、きちんと必要分を重ねなかったのかもしれません。
あるいは、重ねる分を少なくすれば貼るシートの量を少なく抑えられますから、少しでもコストダウンをしようと、あえて行われているのかもしれません。重なり不足によって、防水シートの内部にまで水が入り込んでしまう可能性が出てきます。
先ほども説明しましたが、それによってカビが発生することは、家の寿命を考える面からも、健康面からも避けたいところです。外壁の内部のチェックは、建築途中でなければできません。もし、気になっている物件がある場合は、外壁の釘打ちをするよりも前の段階で確認するようにしてください。