年齢を重ねた人の多くが発症する「白内障」。視力の低下に人知れず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。しかし、白内障治療はここ十数年で驚くほど進化し、悪くなった目そのものを“治す”ことが可能になりました。今回は、白内障手術を多く手掛けてきたベテラン眼科医が、手術ではどんなことをやるのか、ものがはっきり見えるようになると今後の人生にどんな変化が現れるのかを解説します。

年を取ってから見えにくくなる原因の大半は「白内障」

それでは「見えない魔法」の正体とは何か。それは「白内障」です。年を取ってからの見えにくさの原因の大半は、白内障と考えられます。

 

白内障とは、目の中にある水晶体という組織が白っぽく濁ってしまう病気です。水晶体は、カメラでいうとレンズの働きを担っています。若い人の水晶体は無色透明で、光をよく通します。そのために視界が明るく、見たいものがクリアに見えます。

 

ところが年を取ると、この水晶体がだんだん濁ってきます。もちろん濁りの程度や進行の早さには個人差があるのですが、これは残念ながら、すべての人に起こる変化なのです。

 

カメラのレンズが濁っていたら、撮った写真はどうなるでしょうか。光がにじんだり、ぼんやりかすんだり、全体にもやがかかったように写ったりします(図表2)。

 

[図表1]健康な瞳
 
[図表2]白内障(白内障後期)

 

人間も同じで、ぼんやりかすんで見えたり、全体にもやがかかったように見えたりします。それが白内障の状態です。

 

ほかにも濁った組織に光が乱反射し、強い日差しや車のライトなどをひどくまぶしく感じたり、濁った水晶体は光を通しにくいため、暗い環境ではものが見えづらかったりといった症状も現れます。

 

さらに微妙な色の区別が付きにくくなる、ものの距離感が分かりづらくなるなども白内障の症状です。黒色と紺色の靴下の色を間違える、距離感を誤って人やものにぶつかりそうになるといったことも、判断力や認知力が落ちてしまったのか…とがっかりする人もいるかもしれませんが、実は白内障が原因という可能性も大いにあるのです。

 

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※本記事は、松原令氏の著書『「バラ色の毎日」を叶える 白内障治療』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

「バラ色の毎日」を叶える 白内障治療

「バラ色の毎日」を叶える 白内障治療

松原 令

幻冬舎メディアコンサルティング

白内障は、加齢によって進行し、80代のほぼ100%が、目の悩みを抱えているといわれています。ですが、諦めることはありません。白内障を確実に治療し、さらには失われた視力さえ取り戻す方法があるのです。 それが、眼内レン…

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