怖い白内障…「目薬での治療」はどのくらい効果があるのか?

加齢と共に増加し、80代でほぼ100%の人が発症する「白内障」。視力の低下に人知れず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。しかし近年では、治療方法も大きく進歩しています。今回はベテラン眼科医が、白内障の目薬の効果と、根本的に治す方法を解説します。

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「白内障の目薬」は進行を遅らせるだけ

目の健康にも気を付けていたけれど、最近やっぱり見えにくい…、白内障が進んできたみたい…。そういときはどうすればいいのでしょうか。

 

眼科で検査をして白内障の初期と分かり、ほかに心配な症状などがない場合は、だいたい目薬が処方されて経過観察になります。読者の皆さんにも「眼科でもらった目薬を差しています」という人も少なくないと思います。

 

このとき眼科でよく出されるのは、ピレノキシン点眼薬です。商品名でカタリンK、カリーユニといったほうが皆さんには聞きなじみがあるかもしれません。これらピレノキシン点眼薬には、水晶体のタンパク質が変質するのを抑える働きがあり、白内障の進行を遅らせる作用があります。

 

もう一つ、グルタチオン点眼薬というのもあります。医療品名では、タチオンといいます。グルタチオンは、もともと水晶体や角膜に多く含まれている成分で、水晶体の濁りを抑え、透明性を保つ働きがあります。白内障になるとグルタチオンが減ってくるので、目薬で補うことで白内障の進行を抑えます。

 

ただ、皆さんに知っておいていただきたいことがあります。それは、こうした目薬で水晶体の濁りが取れるわけではないということです。

 

時々、「白内障の目薬をずっと差しているのに、ちっとも目が見えるようにならない」とこぼす人がいますが、それはもっともなことです。目薬に期待できるのは白内障が進むのを抑える、進行を緩やかにするということだけです。長い間目薬を使い続けていても、少しずつですが白内障は進行していきます。そして、だんだんと見えづらくなっていくのです。

 

もちろん、目薬だけで特に困ることがないうちは様子を見ても構いませんが、「生活で不便なことや困ることが増えている」「もっとよく見えるようになりたい」という場合は、白内障の手術を考えてほしいと思います。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

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医療法人社団松原眼科クリニック 理事長

1991年神戸大学医学部卒業後、神戸大学医学部附属病院、兵庫県立淡路病院、米国テキサス大学、兵庫県立柏原病院、神戸大学大学院医学系研究科、財団法人甲南病院での勤務を経て、2010年松原眼科クリニックを開院。

手術を得意とし、開業前に勤めていた甲南病院では年間約1800件の手術を行う。「大学病院と同じような手術ができればもっと地域の方々に喜んでいただけるのではないか…」と考え開業を決意。

「つらい思いを抱えて来院される患者さんを、必ず笑顔にして帰したい」という思いをモットーに、大学病院と変わらない最新機器の導入、最新技術の提供だけでなく、待ち時間の快適さや気軽に声を掛けやすいアットホームな雰囲気づくりを心掛けている。気持ちが明るくなるような対応を心掛け、より良い医療の提供を追求し続けている。

著者紹介

連載人生100年時代を楽しむための「白内障治療」

※本記事は、松原令氏の著書『「バラ色の毎日」を叶える 白内障治療』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

「バラ色の毎日」を叶える 白内障治療

「バラ色の毎日」を叶える 白内障治療

松原 令

幻冬舎メディアコンサルティング

白内障は、加齢によって進行し、80代のほぼ100%が、目の悩みを抱えているといわれています。ですが、諦めることはありません。白内障を確実に治療し、さらには失われた視力さえ取り戻す方法があるのです。 それが、眼内レン…

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