アパマンショップの爆発事故、かぼちゃの馬車事件等、「不動産業界」の問題は後を絶ちません。はたして本当に、知識のない初心者や忙しいサラリーマンが手を出していい分野なのでしょうか? 本記事では、40代で知識ゼロから不動産業界に飛び込んだ川嶋謙一氏が裏情報を解説します。

裸の女性の変死体が…

飛び降り自殺でタチが悪いのは、飛び降りるのは外部の人間で、そのマンションとはまったく関係のない人だということです。通行人をまき込んで死亡させてしまうこともありました。

 

さて、マンションからの飛び降り自殺で不動産屋が抱える問題は、不動産取引の告知義務です。自殺や殺人等のあった事故物件は買主や借主に告知する義務があるというもので、重要事項説明として説明しなければなりません。

 

しかし、マンションの共用部分の場合は不動産取引の告知義務には該当しません。共用部分とは、エントランスや外廊下、階段、エレベーターなども共用部分にあたります。

 

以前私が東京に来たての頃に住んでいた某マンションのゴミ置きスペースの中に、裸の女性の変死体があって大騒ぎになったことがありました。また、ホテルなどの宿泊施設は、部屋で自殺や殺人事件があっても告知は必要ありません。

 

歌舞伎町の連れ込みホテルでは、自殺や殺人などはよくあることで、歌舞伎町界隈に住んでいる人なら、いまさらビックリする人もいないほどです。それに、人の噂も75日といいますが、何かほかの事件があれば、瞬く間に忘れてしまいます。不動産を扱う側としては、こうして噂が早く風化してしまうのは、都会のよいところだとも感じています。

誰も知らない不動産屋のウラ話

誰も知らない不動産屋のウラ話

川嶋 謙一

幻冬舎メディアコンサルティング

“ディープタウン新宿"の不動産会社社長が業界のアブナイ裏話を一挙公開! 「学歴ナシ」「若さナシ」「経験ナシ」「金ナシ」でも儲かる仕組み、意外な慣習とは── 2回の自己破産を経験し、ありとあらゆる職業を渡り歩いて…

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