「駆除すべき対象としてしか見ていなかった生き物に対して、ネズミさんたちと呼びたくなるほどに親しみを感じている」「解き明かして得たネズミさんたちの習性が、今後のドブネズミ駆除に役立つのであれば、私にとってこれ以上喜ばしいことはない」――ネズミ捕獲のプロ・山﨑收一氏は書籍『捕獲具開発と驚くべきネズミの習性』(幻冬舎MC)で、そう語っています。

逃げられるはずがないと思っていたら…なんと!

最も弱い部分だとはいえ、厚さ0.5mmの鉄板の装着部分が2本とも異なった方向に曲げられていたのだ。金属板全体が持ち上げられ、傾いていて設置当初の位置にない。しかも、血が内側にも外側にもあちこちに付いている。

 

[写真5]最も荒らされていた右下の1台

 

構造的に入口のバネを押し上げて30度ほど傾けた時に初めて外から触れられるところにも血が付いていた(写真6)。

 

[写真6]囲んでいる部分が、曲げられて変形していたL字金具の一部

 

 

この箇所は中から触れることはできない。1台は仕掛けがうまく作動せずに逃げたのだろうが、あとの5台は一旦捕獲されたがすべてバネを押し上げて逃げられたことになる。ドブネズミでは、体だけで仕掛けの3分の2ほどの大きさのでかい個体が窮屈そうに捕まっている(写真7)のを見たばかりなので、逃げられるとは思っていなかった。

 

[写真7]体重300gのドブネズミ

 

ドブネズミの場合と古民家のクマネズミの場合では毛が落ちていなかったので、捕まったネズミはおとなしくしていたと思われるのだが、今回の場合毛を多く落としている個体ほど、より脱出に苦労して捕獲具の中で暴れまわっていたことになる。

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捕獲具開発と驚くべきネズミの習性

捕獲具開発と驚くべきネズミの習性

山﨑 收一

幻冬舎メディアコンサルティング

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