介護施設経営者からの質問「時代の変化の読み方は?」
介護施設の経営者に"時代の変化の読み方"について質問を受けました。少子高齢化社会の今日、介護施設は今尚不足が伝えられていて、施設の発展史の中でも初期成長期にあたるのではないでしょうか。この流れがいつどのように変わるのか、まさにその変化を見通すことが当事者の重大な関心事であろうと思います。
そのためには、患者をいくつかの類型に分けてその推移を観察することが有効だと思います。患者総数、長期滞在型、短期滞在型、デイケア、病気別等々。変化は必ずそこに現れるからです。
一方高齢者のための生活指導が盛んになっています。書籍も数多く見受けられるようになりました。政府の後追しもありますから、高齢者に対する生活指導は今後ますます盛んになっていきます。それに応じて高齢患者の様子も又変わっていくはずです。その変化に、中、長期的に対応することが必要です。
高齢社会の課題や問題に取り組む企業(保険会社や金融業者)や団体の人が参加して、高齢者の現在や近未来の課題について研究や情報交換を行った研究会に私の友人で、70歳を過ぎて尚意欲的に社会活動を続けておられる女性が「高齢社会エキスパート」として参加されましたが、第1回交流会で紹介された活動例の一端を次のように知らせてくれました。
柏市で高齢化社会の問題解決に向けた活動をすでに5年続けていて、かなり形ができている。問題解決のためには、高齢者が家に閉じこもらず、外に出て活動する場を作ることが重要、ということで生きがい就労を目指した。そのために5領域、9事業の組織生きがい就労を実現している。
この例に見るように、これから高齢者に対する生活指導や健康支援活動が益々普及することと思いますが、それにしたがって高齢者事情も徐々に変わっていき、求められる介護施設の性格も変わっていくものと思います。
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