配当金と株主優待の利回りとは?
多くの企業の株主は年に1回以上、配当金や株主優待を受け取ることができます(ただし、配当や株主優待を実施していない会社もあります)。そして、それらが投資金額に対して1年間でどれくらいの割合になるのかを示すのが、「利回り」です。
具体的には、以下のように算出できます。
(年間株主優待を金銭に換算した総額÷株式購入金額)×100=優待利回り(%)
たとえば、100万円分購入した株で、年間3万円の配当が得られるならば、30,000/1,000,000×100=3で、配当利回りは3%となります。
また、20万円分購入した株で、年間に2,000円相当のクオカードが得られるならば、1,000/200,000×100=1で、優待利回りは1%となります。
なお、この場合は配当金も株も株主優待も総額で計算していますが、「年間1株当たり配当金」「購入時株価(1株)」「年間1株当たり株主優待の金銭価値」を用いて1株当たりで計算しても、値は同じになります。利回りは投資金額に対するリターンの「割合」を示す値なので、それを総額で計算しても1株当たりで計算しても、結果は同じなのです。
ちなみに、この配当利回りと優待利回りは、株価の割安度を示す指標の1つとなっています。「配当利回りや優待利回りが高い=株価が低く割安である」と見られ、配当や優待の金額に対し、株価がいわゆる「お得」な状態にあると一般的には判断されるのです。
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