「騰落レシオが130%超だから買い」この投資判断は正解か?

一定期間におけるマーケットの上昇銘柄数と下落銘柄数の比率である「騰落レシオ」は、マーケットの過熱感を示す指標です。個人投資家はどのように確認し、どのように活用すればよいのでしょうか。※本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する、株式会社ソーシャルインベストメントでトレーダーとして活躍する川合一啓氏が、個人投資家が株式市場で勝ち続けていくための極意について説明していきます。

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マーケットの過熱感を示す「騰落レシオ」

「レシオ(ratio)」とは比率を意味する英語ですが、すなわち騰落レシオは、騰落の割合を示す指標です。一定のマーケットの中で、株価が上昇した銘柄数と下落した銘柄数の比率を計算したものです。

 

具体的には、以下のように計算します。

 

騰落レシオ(%)=上昇した銘柄数÷下落した銘柄数×100

 

なお、1日における上昇数と下落数ですと毎日の変動が激しいため、5日・10日・25日などの平均値を使って求めるのが一般的で、さらにその中では、25日がもっとも用いられます。

 

この騰落レシオは要するに、その期間におけるそのマーケットの「過熱感」を示しています。上昇銘柄と下落銘柄が同数の時は100%になりますが、120~130%以上だと買われすぎ、70~80%以下だと売られすぎ、などと判断されます。

 

そしてそれを考慮すると、25日騰落レシオがもっとも一般的であることも理解できます。マーケットの過熱感を測るには、あまりにも短い期間で集計・算出された値ですと、何とも言えない面があるからです。しかし、土日祝日をのぞく約1ヵ月程度を集計・算出した25日騰落レシオならば、マーケットの過熱感がある程度明確になるのではないでしょうか。

 

なお集計期間とともに、「東証一部の騰落レシオ」「日経平均採用銘柄の騰落レシオ」など、マーケットごとにも騰落レシオは算出されます。

 

よし、買いだ(※画像はイメージです/PIXTA)
よし、買いだ(※画像はイメージです/PIXTA)

騰落レシオを「時系列」で確認するには

この騰落レシオは、時系列順に確認できると、よりマーケットの過熱感が明確になります。そして誰にでもそれが可能な方法として、『モーニングスター』で調べる方法があります。

 

2021年4月現在、モーニングスターでは東証一部の騰落レシオが50日分時系列順に表示されています(この騰落レシオが何日騰落レシオかは明記されていませんが、他所で調べた数値と照合した結果として、もっとも一般的な25日だと思われます)。

 

[図表]

 

上の[図表]は3月24日から4月16日の18日分になりますが、常に100%を超え、そのうち3分の2は120%以上であり、130%を超える日も3日あります。東証一部が現在、活況を示していることがよくわかります。

 

なお、証券会社のツールで騰落レシオをチャートで表示可能な場合もありますし、証券会社が提供するレポートに騰落レシオへの言及がある場合も多々あります。また、日本経済新聞朝刊のマーケット総合1面『市場体温計』でも、東証一部の騰落レシオが確認可能です。他、ネット上で騰落レシオを提供しているサイトもあります。

 

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株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO

2013年、現在につながる株式投資手法に出合い、ソニーグループで会社員をしながら200万円を元手にトレードを開始。2014年には専業トレーダーとして独立し順調に資産を伸ばす。2016年、わずか1ヵ月で全財産3,000万円をなくし、タクシー運転手として再就職、再び兼業トレーダーとなる。2017~2018年、年利300~400%達成。2019年、株式会社ソーシャルインベストメントにて、多くの教え子を稼げるトレーダーへ導くべく活動している。

著者紹介

連載個人投資家が「株式投資」で勝ち続けるための極意

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